各国代表
2011.07.02
PNC開幕 日本のW杯対戦国トンガ 好守で白星発進
今年で第6回大会となる「IRBパシフィック・ネーションズカップ」は2日、フィジーのラウトカで開幕し、トンガが45-21でフィジーを破り、白星スタートを切った。
フィジーがSOニッキー・リトルのペナルティゴールで先制したが、6月のチャーチルカップを経験しているトンガはゲーム運びがよく、FLヴァハフォラウ、CTBタウファのトライなどで逆転。ディフェンスも光り、トンガが前半を23-9とリードした。
後半開始早々にペナルティトライで差を広げたトンガに対し、フィジーは残り20分あたりからようやく反撃開始。2本のトライなどで12点差と迫ったが、押せ押せムードの終盤、相手ゴール前でのノッコンでターンオーバーを許すと、トンガのWTBイオンギが自陣22メートル内から快足を飛ばし、ダメ押しトライ。その2分後にもサポート力でトライを奪ったトンガが、45-21で開幕戦を制した。
今年のワールドカップ(W杯)でも日本と対戦するトンガは、反則の多さに課題を残したが、ディフェンスへの集中力は80分間途切れることなく、最後まで攻めきるスタミナとサポート力も光った。2007年W杯ベスト8のフィジーは後半に追い上げを見せたものの、全体的にセットプレーで苦しみ、ハンドリングエラー多発で自慢の走力を生かせなかった。