海外
2011.06.17
W杯イヤーで進む世代交代 レベルズは代表経験者3人の引退発表
グレッグ・サマヴィル サム・コーディングリー ケヴィン・オニール
ワールドカップイヤーを境に、世代交代の動きが各チームで進んでいる。スーパーラグビーのプレーオフ進出を逃したチームの主力選手、例えば、日本行きが決まったチーフス(ニュージーランド)の主将ミルス・ムリアイナや、フランスに向かうブランビーズ(オーストラリア)の司令塔マット・ギタウらにとって、今週末の試合が長年親しんできたチームでのラストマッチとなる。ハリケーンズ(ニュージーランド)のCTBマーア・ノヌとHOアンドリュー・ホアなどはオールブラックスでありながら所属チームから戦力外通告を受け、移籍先も未定なまま、18日の最終戦に臨む。
そしてレベルズ(オーストラリア)は17日、代表経験者3人の引退を発表した。オールブラックスで66キャップを獲得した33歳のPRグレッグ・サマヴィルと、同じくニュージーランド代表として1試合の出場経験がある29歳LOケヴィン・オニール、約9年間オーストラリア代表の貴重なバックアップ選手であり続けた35歳SHサム・コーディングリーが、今夜ホームで行われるウェスタン・フォース(オーストラリア)戦で、ファンに別れを告げる。
一方、対戦するフォースからは、PRマット・ダニングのビアリッツ(フランス)移籍が明らかになった。2年契約。代表43キャップを持つ32歳ベテランは3カ月後に迫ったワールドカップ出場への強い意欲を持っているものの、2009年末以来オーストラリア代表からは遠ざかっており、母国のファンに勇姿を見せるのは、今夜が最後になる可能性が高い。