日本のW杯相手フランスに暗雲　HOセルヴァットゥとFLウエドゥラオゴ故障

　ワールドカップ（W杯）で日本代表が初戦で対戦するフランス代表に、故障者が相次いでいる。HOウィリアム・セルヴァットゥとFLフュルジャンス・ウエドゥラオゴがともに完治まで6週間と診断され、6月28日から始まる代表合宿には出遅れて参加することとなった。
　W杯でレ・ブルーの「2番」が期待されるセルヴァットゥは、6月4日に行われたフランス最高峰大会トップ14決勝戦でトゥールーズの18度目の優勝に貢献したが、前半途中に膝を痛め、途中交代していた。今週中に手術を受ける予定で、復帰には早くても4週間はかかる見込み。HOはほかにも、ディミトリ・スザルゼウスキ（スタッド・フランセ）がアキレス腱故障による長期離脱から回復しているものの不安があり、5月中旬発表のW杯暫定スコッド32名からもれていた、24歳ギレム・ギラド（ペルピニャン）の名が浮上している。
　一方、FLウエドゥラオゴは、モンペリエの主将として今季トップ14で大活躍。準決勝で右手を骨折しながら一週間後の決勝戦に強行出場するなど、タフガイであるが、W杯準備も本格化してくることから、しばらくは接触プレーなしのトレーニングで調整を続ける予定。