海外 2011.05.30

スーパー15のPO争いは8チームの死力戦へ レッズ戦で豪州観客最多記録

スーパー15のPO争いは8チームの死力戦へ レッズ戦で豪州観客最多記録

wikus


ハイランダーズに苦汁を飲ませたライオンズLOファンヒールデン


 


 


 スーパーラグビーは29日までに第15節が終了し、プレーオフ争いは上位8チームに絞られてきた。勝点34の9位チーターズ(南アフリカ)、10位チーフス(ニュージーランド)、11位ハリケーンズ(ニュージーランド)も数字的にはミラクルの可能性は消えていないが、残り3節で最低でも勝点50を超えないチームは、サバイバルから脱落すると言っていいだろう。


 


 そんななか、痛い黒星を喫したのがハイランダーズ(ニュージーランド)だ。ホーム試合はめっぽう強く、敵にとってカリスブルック・スタジアムは「ハウス・オブ・ペイン(お仕置き部屋)」と嫌がられるほどの難所だっだはずが、地元で最下位ライオンズ(南アフリカ)に逆転負け。後半39分にライオンズのLOヴィッカス・ファンヒールデンがインゴールに飛び込むと、ビデオ判定の結果トライが認められた。ハイランダーズは新人のSOリマ・ソポアガがキックで17点を獲得したものの、トライは前半にCTBショーン・トゥリービーが挙げた1本だけで、決定力不足は解消されていない。勝点5を計算できる相手から勝点1しか奪えず、先週のプレーオフ圏内6位から8位に順位を下げた。



 入れ替わりで5位にジャンプアップしたのがシャークス(南アフリカ)。同じくプレー
オフ進出を争うワラタス(オーストラリア)に苦戦したものの、20歳の若き司令塔パトリック・ランビーがトライを含む21点をたたき出し、逆転勝利で初優勝への望みをつないだ。後半10分にFLジャーン・デイセルがイエローカードを受け、1人少ない状況で8点を追ったシャークスは、55分、シャークス陣内でワラタスのパスが乱れてターンオーバーに成功すると、ボールをピックアップしたWTBのJP・ピーターセンが約70メートルの独走トライを決めて、流れを変えた。その後、SOランビーによるコンバージョンと2つのペナルティゴール(PG)で逆転勝ち。



 熱戦の多かった第15節で、最大の注目カードは、総合順位1位のレッズ(オーストラリア)と、最多優勝
7回を誇るスター軍団クルセーダーズ(ニュージーランド)の対決だった。ブリスベンのサンコープ・スタジアムには、スーパーラグビー史上、オーストラリアでの観客動員最多記録となる4万8301人が詰めかけた。試合は、クルセーダーズがSOダン・カーターのPGで先制。その後、レッズはCTBベン・タプアイとSHウィル・ゲニアが、クルセーダーズはWTBブレント・ウォードがそれぞれトライを挙げ、14−10のレッズ4点リードでラスト15分の戦いに突入する。
 再三ゴール前まで攻め込みながら最終ラインを越えられないクルセーダーズ。しかし、経験豊富な猛者が揃っており、ゲームを焦らない。22メートル内のポスト正面でペナルティを得ると、SOカーターが後半29分と34分にPGを決め、逆転。しかし、ドラマは先に待っていた。残り時間約1分、レッズが相手陣内で連続攻撃を仕掛け、22メートルラインまで迫ると、守るクルセーダーズはラックでハンドの反則を犯してしまった。めぐってきたPGチャンスをレッズのSOクウェイド・クーパーが確実に決め、レッズが逆転勝利をものにした。


 


 その他の上位陣では、ストーマーズが敵地でロースコアのゲームを制し、南ア・カンファレンス首位の足固めに成功。前王者ブルズ(南アフリカ)はディフェンスの甘さは改善されていないものの、試合終了間際にSHフランソワ・ホーハートがボーナスポイント獲得につながる4本目のトライを決めた。勝点5を上乗せして、6位ワラタスとの差はわずか「1点」に。次の第16節、ブルズとワラタスは生き残りをかけて、プレトリアでガチンコ対決に臨む。


 


 


<2011 スーパーラグビー 第15節>
ハリケーンズ(NZ)
 34 − 28 ウェスタン・フォース(豪州)
ハイランダーズ(NZ) 22 − 26 ライオンズ(南ア)
ブランビーズ(豪州) 3 − 16 ストーマーズ(南ア)
シャークス(南ア) 26 − 21 ワラタス(豪州)
ブルズ(南ア) 32 − 21 チーターズ(南ア)
レッズ(豪州) 17 − 16 クルセーダーズ(NZ)


 


※ ブルーズ(NZ)、チーフス(NZ)、メルボルン・レベルズ(豪州)は試合なし


 


 


※ 順位表はコチラから


http://rugby-rp.com/free.asp?idx=100061&code_s=10031001


 

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