海外
2011.05.29
ペトラルカ・パドヴァがエッチェレンツァ優勝 14年ぶりのイタリア王者
イタリア国内最高峰選手権エッチェレンツァは現地時間28日、2010−2011シーズンのプレーオフ決勝戦を行い、レギュラーシーズン3位のペトラルカ・パドヴァが18−14で同1位のロヴィゴ・デルタを破り、12度目の優勝に輝いた。
前半に2本のトライを奪われ、13−14と1点ビハインドで折り返したペトラルカは、後半、今大会トライ王に輝いた元アルゼンチン代表HOアグスティン・コスタ・レペットのトライで逆転。ラスト40分間は、今シーズン全21試合(プレーオフ含む)の1試合平均失点・約15点のディフェンス力を発揮し、相手に得点を許さなかった。
1947年に創部したペトラルカ・パドヴァがイタリア王者になったのは、1986−1987シーズンぶり。
なお、今シーズンの4強となったペトラルカ・パドヴァ、ロヴィゴ・デルタ、カバリエリ・プラート、クロチャーティーは、来シーズンの欧州チャレンジカップ出場権を獲得し、全敗で最下位に終わったヴェネツィア・メストレは下部リーグ「セリエA」に降格する。
2010−2011シーズンから、イタリア勢2チーム(ベネトン・トレヴィゾ、アイロニ)がヨーロッパ三大リーグのひとつ「マグナーズリーグ」に参戦し、トップ選手が流出した「エッチェレンツァ」だが、イタリア代表は今年のシックスネーションズで世界ビッグ5のフランス代表を破るなど、確実に国内のレベルは上がっている。また、元日本代表WTBの四宮洋平がグラン・デュカート・パルマで奮闘したことなどから、日本人選手の海外挑戦の場としても、今後さらなる注目を集めていくのは間違いない。