レスター・タイガースが７年連続決勝進出　プレミアシップ３連覇に王手

　イングランドのプレミアシップは現地時間14日、プレーオフ準決勝第１試合「レスター・タイガース対ノーサンプトン・セインツ」戦が行われ、リーグ戦１位通過のレスターが11−３で接戦を制した。昨年の王者でもあるレスターは、これで７年連続の決勝戦進出となり、2001年にプレーオフが導入されて以来、初の３連覇達成に王手をかけた。
　イーストミッドランド地方に本拠地を置く両チームの、ライバル心むき出しの熱闘となったダービーマッチは、前半32分、今季プレミアシップ最優秀新人賞のレスターCTBマヌー・トゥイランギと、イングランド代表のトップスターであるノーサンプトンWTBクリス・アシュトンが激しくもみ合い、両者にイエローカードが出され、さらにヒートアップした。トゥイランギは相手顔面に数発のパンチを放ったが、レッドカードは提示されなかった。
　両チームが堅守を見せるなか、前半36分、レスターのSOトビー・フラッドがペナルティゴール（PG）を決めて均衡を破る。譲らないノーサンプトンは後半６分、SOスティーヴン・マイラーのPG成功ですぐさま同点に。しかし、地元サポーターの前で負けられないレスターは、後半19分にSOフラッドのPGで再びリードを奪うと、31分には今季トライ王のWTBアレサナ・トゥイランギがゴール左隅へのダイブで５点を追加し、粘るノーサンプトンを振り切った。
　レスター・タイガースは５月28日にトゥイッケナム・スタジアムで行われる決勝戦に駒を進め、準決勝第２試合・サラセンズ対グロスターの勝者と激突する。