海外
2011.05.13
フランスの国民的人気選手シャバル レフリー批判で60日間の出場停止
フランスラグビーのプロフェッショナルリーグ(LNR)の規律委員会は12日、新聞紙上でフランス選手権トップ14のレフリー批判を行ったセバスチャン・シャバル(ラシン・メトロ92)に対し、60日間の出場停止処分を科したと発表した。シャバルは4月24日発行の『ジュルナル・デュ・ディマンシュ』紙で、「トップ14のレフリーは、LNRのピエール=イヴ・ルヴォル会長がかかわったカストルと、セルジュ・ブランコ元LNR会長がトップを務めるビアリッツに肩入れしている」と発言し、物議をかもしていた。彼はただちにラジオ番組で謝罪を行ったが、LNR側はラグビーとレフリーに対する冒とくだとして看過しなかった。
ラシン・メトロはトップ14のプレーオフ進出を決めているが、これにより、シャバルの今シーズンの出番はなくなった。もし、規律委員会が提案する、ラグビー教室などの社会貢献活動にシャバルが積極的な態度を見せれば、出場停止処分は30日に軽減される可能性もある。
あごひげを蓄えた個性的な外見と豪快なプレーが魅力で、地元開催の2007年ワールドカップでも活躍したフランスの国民的人気選手だが、11日に発表された2011年ワールドカップ暫定スコッドから外されるなど、シャバルには悪い流れが続いている。