夜遊び大好きシプリアーニ　南アフリカ遠征から除外　レベルズ見限った？

ダニー・シプリアーニ

　スーパーラグビーのメルボルン・レベルズ（オーストラリア）は７日、ブルズ戦、チーターズ戦に臨む南アフリカ遠征スコッド26名を発表し、鳴り物入りで加入したイングランドのワンダーボーイ、SOダニー・シプリアーニは外されたことが明らかになった。
　開幕戦からしばらくは目覚ましい活躍を見せてきたシプリアーニだが、４月22日のブルーズ戦でディフェンスの甘さが露呈し、翌週のワラタス戦は先発落ち。その憂さを晴らしたかったのか、試合後の夜に遅くまで外出しないというチーム間での約束事を破り、５月６日のレッズ戦では試合メンバーから除外されていた。２月にはナイトクラブでウォッカを盗むなどグラウンド外での騒動が多く、トラブルメーカー的存在になりつつある。
　10代の頃から天才と呼ばれ、弱冠17歳でロンドン・ワスプスからプロデビュー。20歳で迎えた2008年シックスネーションズで見事イングランド代表デビューも果たしたが、その頃からナイトクラブで遊ぶ姿がゴシップ雑誌のターゲットとなっていた。
　将来のイングランドを背負う逸材と期待されたこともあるスター選手だが、来シーズンのレベルズには、オーストラリア代表の万能BKカートリー・ビールが加入することが決まっており、ポジションがかぶるシプリアーニの立場は安泰ではない。イングランドから２年契約で南半球ラグビーに挑んできたものの、早くも移籍話が持ち上がっており、今度はフランスのトゥーロンに向かうのではないかと噂されている。