各国代表
2011.05.05
アジア下位グループでも熱戦 118番目のIRB加盟国イランが大健闘
猛突進で2本のトライを挙げたタイのプロップ選手
アジアでのラグビー発展を目的に2008年に始まった「アジア5カ国対抗」は、日本が属する“トップ5”に注目が集まりがちだが、その下にディビジョン1、2、3、4、5と続き、下位グループでも熱戦が展開されている。
4日にはディビジョン2の試合が行われ、IRB(国際ラグビーボード)世界ランキング60位のタイ、同61位の中華台北、同75位のインド、そして昨年ディビジョン3で優勝を果たし、同年11月に118番目のIRB加盟国となったイランがしのぎを削った。
ホスト国を務めるタイは、インドを37−24で破り決勝進出。2010年のディビジョン1最下位で降格となった中華台北は、イランの勇敢なラグビーに苦しんだものの、“先輩”の意地で、34−31で接戦を制した。
7日に行われる決勝の勝者は、来シーズンのディビジョン1に昇格となる。10年間も代表チームでプレーしてきたタイのクサシント主将は今年を最後に代表から退くことを表明しており、地元ファンの前での栄冠獲得に燃えている。
大健闘のイランだったが、中華台北が意地を見せた
(レポート・写真協力/アジアラグビー協会)