海外 2011.05.05

乱闘騒動起こしたアンディ・パウエル ワスプス去る ウエールズ代表落選危機

乱闘騒動起こしたアンディ・パウエル ワスプス去る ウエールズ代表落選危機

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 プレミアシップのロンドン・ワスプス(イングランド)は4日、所属するウエールズ代表NO8アンディ・パウエルは、チームとの相互同意によってワスプスを離れると発表した。
 パウエルは先月、ロンドンのバーでサッカーファンと乱闘事件を起こし、警察とチームから事情聴取を受けていた。当初は「ちょっとふざけただけ」と説明していたパウエルだが、頭を縫うほどの怪我を負っていただけに、目撃証言など公正かつ適切な方法で徹底的に調査した結果、今回の発表に至ったとワスプス側は説明している。
 また、騒動の場に一緒にいたチームメイトのPRティム・ペインは責任問題を問われず、すでに出場停止処分は解除されている。
 2010年7月にカーディフ・ブルーズ(ウエールズ)から1年契約で移籍してきた29歳のパウエルは、今シーズンの活躍を評価され、事件前に契約延長交渉を進めていたばかり。昨年2月には、高速道路でゴルフ場用バギーを飲酒運転し、逮捕されるという不祥事を起こしていた。
 ウエールズ代表として17キャップを持ち、今年のシックスネーションズにも出場したパウエルだが、ウォーレン・ガットランド代表監督は規律を重視する指揮官だけに、ワールドカップ・スコッド入りも厳しい状況に追い込まれたといえる。

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