アジア5カ国対抗カザフスタン戦　日本代表メンバー発表　ゲーム主将は畠山

　日本ラグビー協会は２日、タイ・バンコクのナショナルスタジアムで５月７日（土）に開催される「HSBCアジア５カ国対抗 2011　カザフスタン代表 vs.日本代表」戦の、日本代表出場予定メンバーを発表した。なおこの試合のゲームキャプテンは、震災の被害を受けた宮城県気仙沼市出身の、PR畠山健介（サントリー）が務める。

＜HSBC アジア５カ国対抗 2011 カザフスタン戦　日本代表出場予定メンバー＞
1．平島久照（神戸製鋼）　　2．木津武士（神戸製鋼）　　3．畠山健介（サントリー／ゲームキャプテン）　　4．大野 均（東芝）　　5．トンプソン ルーク（近鉄）　　6．谷口 到（神戸製鋼）　　7．タウファ統悦（近鉄）　　8．菊谷 崇（トヨタ自動車）　　

9．田中史朗（パナソニック）　　10．ショーン･ウェブ（コカ・コーラウエスト）　　11．上田泰平（ホンダ）　　

12．今村雄太（神戸製鋼）　　13．平 浩二（サントリー）　　14．アリシ･トゥプアイレイ（キヤノン）　　15．田邉 淳（パナソニック）　　

16．湯原祐希（東芝）　　17．川俣直樹（パナソニック）　　18．ジャスティン・アイブス（パナソニック）　　

19．マイケル・リーチ（東芝）　　20．日和佐 篤（サントリー）　　21．ジェームス・アレジ（ノッティンガム）　　22．立川剛士（東芝）

＜カザフスタン戦に向けてのコメント＞
●ジョン・カーワン　ヘッドコーチ
　次のカザフスタン戦では、前の試合から先発メンバーが10人変わっていますが、HSBCアジア５カ国対抗は全員に出場機会を与える段階と考えています。次の試合は、もちろんカザフスタン代表が勝負の相手ですが、試合を通じて今の日本代表のレベルをしっかり見極めたいと思います。今回、畠山選手をゲームキャプテンとしたのは、日本代表チームを彼がリードし先頭に立って戦う姿で、グラウンド上からも勇気を、東日本大震災で被災された方々に届けたいと考えたからです。

●PR 畠山健介　ゲームキャプテン （サントリー）
　キャプテン経験はあまりないですが、これまで大学、社会人、日本代表と、いろいろなキャプテンを見てきて、どれだけ大変な仕事か認識しています。まずは、自分自身に求められる責務を果たし、プレーで自分らしさを伝えたいと思います。日本代表は十分な経験と実力を持ったメンバーが揃っているので、持っている力を発揮すれば問題ありません。自分は、体を張って戦うことで、チームを鼓舞させたいです。
　震災の被害を受けた、私の出身地(宮城県気仙沼市)をはじめ、東北や被災地の皆さんに、勇気を与えられるようなプレーをしたいと思います。個人でできることは限られているので、自分はラグビーを通して、メッセージを伝えていきます。