海外 2011.05.01

ハイネケンカップ準決勝で前年度王者敗れる レンスターが決勝進出

ハイネケンカップ準決勝で前年度王者敗れる レンスターが決勝進出

  ヨーロッパ最強クラブを決める「ハイネケンカップ」準決勝第1試合が現地時間30日に行われ、レンスター(アイルランド)が昨シーズンの王者トゥールーズ(フランス)を32−23で破った。両チームは昨年の準決勝でも顔を合わせており、レンスターがリベンジに成功。過去4度の優勝を誇るフランスの雄は、大会2チーム目となる連覇達成はならなかった。
 序盤はセットプレーのミスでリズムを作れなかったレンスター。逆にトゥールーズは前半4分、SOダヴィド・スクレラが狙ったペナルティゴール(PG)がポストに当たると、こぼれ球をCTBフロリアン・フリッツがインゴールで押さえ先制する。しかしレンスターは、SOジョナサン・セクストンのPGで着実に点差を縮め、前半30分にはNO8ジェイミー・ヒースリップのトライで逆転。


 トゥールーズは後半3分、ゴール前5メートルのスクラムで相手FWを崩すと、NO8ルイ・ピカモールのトライで再びリードを奪ったが、すぐさま、レンスターの危機を司令塔セクストンのゴールデンブーツが救った。セクストンはこの日、6本のPGと2本のゴール成功で22点を叩き出す大活躍。後半18分にはレンスターの大黒柱CTBブライアン・オドリスコルにもトライが生まれ、地元ダブリンの大声援もトゥールーズの反撃を許さなかった。
 5月21日に行われる決勝の相手は、ノーサンプトン・セインツ(イングランド)かペルピニャン(フランス)か、日本時間1日夜に決定する。レンスターが決勝で勝てば2008−09シーズン以来、2度目の栄冠獲得となる。

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