国内
2011.04.30
王者・帝京大が春の初試合で大勝 1年生がハツラツ
関東大学対抗戦A所属で大学選手権2連覇中の帝京大は30日、今季初の練習試合を関東大学リーグ戦1部の拓殖大と行った。計3試合中、主力組同士による2試合目を65-17と大勝した。
ゲーム主将のSH滑川剛人が「一人ひとりの判断する部分」を課題とするなど、細部での修正点を挙げる選手が多かったが、岩出雅之監督は「(今日は)スタートのゲーム。ミスしてもカバーするなど、全員の気概を見せる事が重要。まだ甘いところもあるけど、気にせず、でも忘れず行けば、これから内容は良くなっていく」。
なおこの日は、注目度が高い1年生も数多く主力組の試合に登場。岩出監督による「1カ月の練習の動きを見た中での『可能性がありそうだ』という仮説」に基づき、LO小瀧尚弘(鹿児島実業)、FL杉永亮太(長崎南山)、CTB権裕人(大阪朝鮮)が先発。PR/HO/LO森川由紀乙(京都成章)、SH流大(荒尾)、SO朴成基(大阪朝鮮)、WTB/FB木崎翼(伏見工業)が途中出場した。指揮官は「小瀧はLOにあっては運動神経があり、積極的。権は高校の最後を(脳震盪で)飾れなかったという思いもあって、正確にプレーしようとしていた。流は滑川にプレッシャーを与える存在になって欲しい」と話した。
(文/向 風見也)