海外
2011.04.27
ブランビーズの来季指揮官に2007年W杯優勝監督ジェイク・ホワイトが就任
スーパーラグビーに参戦しているブランビーズは27日、来シーズンのヘッドコーチに、2007年ワールドカップ優勝を成し遂げたジェイク・ホワイト前南アフリカ代表監督が就任すると正式に発表した。4年契約。
世界屈指の理論派名将として知られるホワイト氏は、2002年にU21南ア代表をジュニア世界一に導いており、若手の育成にも定評がある。2004年と2007年にはIRB(国際ラグビーボード)の年間最優秀コーチに選出。近年はサントリーや慶應義塾大学でコンサルタントを務めていた。
ブランビーズのアンドリュー・ファーガソンCEOは、ホワイト氏の長期ビジョンと育成プランを高く評価。「彼の実績は、彼が世界最高のコーチのひとりであることを物語っている。キャンベラにすばらしい指導者を迎え入れることができてとても嬉しい。新しい風をブランビーズに持ち込んでくれるだろう」とコメントした。
ホワイト氏は、ブランビーズの黄金期を築き上げたエディー・ジョーンズ元監督(現サントリー監督)と親交が深く、ここ数年のブランビーズの動向にも注目していたという。「ブランビーズは世界でも最高峰のチーム。そのチームに携わることができるのは大変光栄であり、選手、スタッフ、そしてサポーターの方々とともに、強いブランビーズにしていきたい」とチーム再建への意気込みを語った。
今シーズンのブランビーズはアンディ・フレンド体制で開幕を迎えたが、早期にフレンド監督を解任し、アシスタントコーチのトニー・レアが代役を務めている。ホワイト新監督が指揮をとるのは、今年7月中旬からとなる見込み。
ジェイク・ホワイト氏は、1963年12月13日生まれの47歳。南アフリカ・ジョハネスバーグ出身。
(レポート/バリー・ロス)