海外 2011.04.07

スーパーラグビーもヒートアップ 南アではストーマーズとレッズが首位攻防

スーパーラグビーもヒートアップ 南アではストーマーズとレッズが首位攻防

 スーパーラグビーは大会中盤に入り、今週末は首位のストーマーズと2位のレッズが激突する。無敗を続けるストーマーズはほぼベストメンバーが揃い、約4万人のサポーターとともにホームで敵を迎え撃つ。対するレッズは、先週のライオンズ戦で危険なタックルをし、イエローカードを受けていたPRスリッパーが、出場停止処分を免れて先発出場予定。両チームともトライ量産によるボーナスポイント獲得は少ないが、堅守で好調を維持しており、互いにキッカーがカギを握りそうだ。
 3位のクルセーダーズと3連覇に挑む王者ブルズの一戦も注目のカード。クルセーダーズは、3月末のシャークス戦で太ももの裏側を痛めた司令塔カーターが大事を取って欠場となり、右足の疲労性骨折から復活を目指す主将マコウも今週からトレーニングに復帰したが、完治までまだ時間はかかりそうだ。一方、上り調子にあるブルズは、FBカーシュナーが膝の故障から戦列復帰。
 オーストラリア・カンファレンスで2位につけるワラタスは、下位に低迷中のフォースと対戦。先週のチーフス戦でふくらはぎを痛めた主将ウォーは欠場となり、FLマカッチオンが代役を務める。また、脳しんとうの影響で苦しんでいる司令塔バーンズは復帰を焦らず、今週末は欠場予定。
 悲願の初優勝へ向け踏ん張りどころの8位シャークスだが、LOハーグリーヴスが肩の故障で3週間離脱は痛い。攻守ともにかみ合わず、13位に甘んじているハリケーンズは、U20ニュージーランド代表主将として世界一を経験しているクルーデンを10番に起用し、反撃への活路を見出す。

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