国内 2023.05.22

元日本代表PR東恩納、元ウェールズ代表LOヒルらが横浜キヤノンイーグルス退団。

[ 編集部 ]
元日本代表PR東恩納、元ウェールズ代表LOヒルらが横浜キヤノンイーグルス退団。
上左から東恩納寛太、杉永亮太。下左からハヴィリ リッチー、コリー・ヒル。


 ラグビーの国内最高峰リーグでクラブ史上最高の3位となり2022-23シーズンを終えた横浜キヤノンイーグルスが、退団が決まった選手・スタッフを発表した。

 8シーズン在籍したPR東恩納寛太(30歳)、FL/NO8杉永亮太(30歳)、CTBハヴィリ リッチー(35歳)がイーグルスを去る。

 日本代表キャップ保持者でもある東恩納は、「本当にイーグルスで成長させてもらいました。けがも多かったなかでチャンスをくださって、試合に出させてもらって日本代表にも選ばれることもできました。チームの力になれたのかわかりません。チームに何が残せたのかわかりません。でも、イーグルスでラグビーができたことは僕の人生のかけがえのない経験です。何よりも最高の仲間と出会えたことが僕の宝物です。イーグルスが好きすぎて思い出すと今でも涙が止まりません。まだまだみんなとラグビーをして、きついことを乗り越えて、みんなで喜んで笑って同じ時間を過ごしたかった。それだけチームに対しての愛があったんだと実感してます。この決断は良かったと思えるような人生を送れるようこれからも頑張ります」とコメントした。

 杉永は現役引退を決め、次のように振り返っている。
「3位になった瞬間のグラウンドからイーグルスサポーターを見る景色はとても活気に満ち溢れ、共に掴み取ったんだなと最高の気分でした。口数も少なければ目立ったプレーもないですが、ここまでひたむきにラグビーをやってこれたのも家族、チームメイト、サポーターの支えがあったからです。クラブ史上最高の3位を獲得できたこと、その瞬間に携えたことは誇りであり、僕の財産です。このチーム、そしてイーグルスのサポーターが大好きです。 8年間、本当に本当にありがとうございました」

 トンガ人選手のまとめ役でもあったハヴィリは、「サポーターの方々ありがとうございました。イーグルスでの8年間、たくさんの経験をさせてもらいました。楽しかったときも辛かったときも自分にとって大切な時間でこれからの生活に役に立つ経験になりました。どんなときも温かく応援してくだり、たくさん声をかけてもらい、サポーターのみなさんからパワーをもらいました」と感謝を述べた。

 そして、2季在籍した元ウェールズ代表のLOコリー・ヒル(31歳)も退団が決定。日本の文化や日本のラグビーを体験する機会を与えてくれたキヤノンに感謝し、「イーグルスでの2年間は、フィールド内外でたくさんの素晴らしい思い出を作ることができ、これ以上の仲間はいないと思います。イーグルスでの2年間、私を助けてくれたキヤノンのスタッフの皆さん、ありがとうございました。私たち夫婦は、イーグルスファミリーが私たちを歓迎してくれて、故郷から遠く離れた場所で生活するにあたっても、問題なく生活できるようにしてくれたことにとても感謝しています。最後に、今シーズンのトップ4という目標を達成するために、私たちを支えてくれたイーグルスサポーターの皆さんに感謝したいと思います。アリガトウゴザイマス」というメッセージを残して去っていった。

 そのほか、SO永富健太郎(29歳/6季在籍)、HO朴成浩(27歳/4季在籍)、WTB/FB山田聖也(26歳/4季在籍)、UB山本雄貴(25歳/3季在籍)も退団となった。

 スタッフでは、佐々木隆道アシスタントコーチらが退任となった。

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