その他 2023.04.30

女子ラグビーの「いま」と「未来」、魅力を。「藤島大の楕円球にみる夢」は5月1日(月)、午後6時から

[ 編集部 ]
女子ラグビーの「いま」と「未来」、魅力を。「藤島大の楕円球にみる夢」は5月1日(月)、午後6時から
写真左が、香川あかねさん。藤島大さんが着るのは全国高校選抜大会出場、函館ラ・サールの特製記念ポロシャツ。(撮影/松本かおり)



 ラグビー情報番組「藤島大の楕円球にみる夢」が5月1日(月)の午後6時からラジオNIKKEI第1で放送される。
 ゲストは、日本ラグビーフットボール協会理事で、女子ラグビーの事業遂行責任者を務める香川あかねさんだ。

 日本ラグビー協会は、4月に女子の「中長期戦略計画」を発表した。
 ワールドカップを最短で2037年に招致する目標を示した。

 国際統括団体の「ワールドラグビー」は男女あわせてワールドカップの開催地を選ぶ傾向となり、日本は2035年の男子大会の開催を視野に入れている。
 今回は、女子ラグビー競技の現状と普及目標、そして課題などをお話いただく。

 香川あかねさんは、1974年2月23日生まれ。東京都の出身。
 ラグビー好きの父の影響で幼少時から家族そろってスタジアムで観戦をしてきた。早稲田大学卒業後に一度は会社勤めしたが、2000年春に日本協会が職員を募集しているのをインターネットで見つけて応募し採用された。

 以来、同協会では、経理、普及、国際など多部門で経験を重ねてきている。
 2016年リオデジャネイロ五輪と2021年に開催された東京五輪では女子7人制の総務として代表を支えた。
 2022年9月までMBA(経営学修士)取得のためアイルランドの首都ダブリンに留学し、12月に資格を手に入れた。この4月から協会では「ディレクター・オブ・ウィメンズラグビー」に就いている。

 いま女子ラグビーの人気は強豪国中心に急上昇している。2022年に女子のラグビーワールドカップを開催したニュージーランドでは、自国チームのブラックファーンズが優勝し、記録的な観客数も祝った。

 つい今年4月29日には、ロンドン郊外のトゥイッケナム競技場で、女子欧州6カ国対抗イングランドとフランスの試合があり、女子ゲームの新記録5万8498人の観客を集めた。
 女子ラグビーは世界的な関心をさらに高めていきそうだ。

 女子の国際試合の状況は革新される。今年からスタートする16の女子15人制代表チームが参加する新しい国際大会「WXV」は10月に予定されている。

 番組では、女子日本代表の今年の活動も紹介する。
 5月20日には「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」が開幕。熊谷、秩父宮、鈴鹿、花園の4大会の獲得ポイントで総合優勝を決める。
 15人制代表の活動としては、まず5月にカザフスタンで開催のアジアチャンピオンシップに参加する。9月には国内でテストマッチがある。

 進化するラグビーは応援しがいもある。スポーツライターの藤島大氏も「試合がおもしろい」と太鼓判を押す。
 番組では、女子ラグビーの魅力を紹介する。

▽ラジオ番組について
 ラジオNIKKEI第1で5月1日夜6時から全国へ放送。ラジコ(radiko)のサービスを利用して、PCやスマートフォンなどで全国無料にて放送を聴ける。音楽が聴けるのは、オンエアのみの企画。
 放送後も、ラジコのタイムフリー機能やポッドキャストで番組が聴取できる。8日の同時刻には再放送がある。「Paravi(パラビ)」では9日から動画での配信を予定している。

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