国内 2023.04.08

ヴェルブリッツ快勝で危険ラインから遠ざかる。ダイナボアーズ4連敗で入替戦圏内脱出ならず。

[ 編集部 ]
ヴェルブリッツ快勝で危険ラインから遠ざかる。ダイナボアーズ4連敗で入替戦圏内脱出ならず。
ボールを手に前進を試みるヴェルブリッツのWTBヴィリアメ・ツイドラキ(撮影:平本芳臣)


 リーグワンのディビジョン1(全16節)で最終順位が10位以下になったチームが臨むこととなる入替戦を回避したいトヨタヴェルブリッツ(13節終了時8位)と三菱重工相模原ダイナボアーズ(同10位)が、4月8日に岐阜メモリアルセンター長良川競技場で激突し、53-5でヴェルブリッツが快勝した。
 ヴェルブリッツはこれで6勝8敗(総勝点29)、ダイナボアーズは4連敗で4勝1分9敗(総勝点20)となった。

 第2節での対戦時に競り負けリベンジに燃えていたヴェルブリッツは、開始早々、敵陣深くに入ってラインアウトからモールでゴールに迫り、相手のディフェンスでタッチライン外に押し出される寸前にHO彦坂圭克がインゴール右隅にボールを押さえていたことがTMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)で確認され、先制トライが認められた。
 10分にはFL吉田杏がパワーでタックラーを弾き飛ばしたあと、さらに力走で次々とディフェンダーを振りきり、5点を追加。20分にはFBティアーン・ファルコンがペナルティゴールで加点し、13-0とした。

 一方、ダイナボアーズは22分に敵陣深くに入ってラインアウトからモールで押し込み、得点。

 しかし、リスタートのキックオフ直後、ダイナボアーズにエラーが出て流れは再びヴェルブリッツとなり、スクラムを起点に攻め込んでSH福田健太がインゴールに突っ込み、点差は広がった。

 ヴェルブリッツは勢いづき、38分にはゴール前での連続攻撃をCTBチャーリー・ローレンスがフィニッシュし、27-5で折り返した。

 ハーフタイム前にダイナボアーズにイエローカードが出て数的有利で後半を迎えたヴェルブリッツは、48分(後半8分)にはターンオーバーからのカウンターでWTB高橋汰地が約70メートル走りきり、追加点。

 接点のファイトやディフェンスでも奮闘して主導権を握ったヴェルブリッツは、その後も3トライを挙げ、大勝となった。

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