「その場にいたメンバーは全体で24名。不適切な行動をおこなったのは7名」。日野RDが会見
リーグワンD2の日野レッドドルフィンズ(東京都日野市/以下 日野RD)の部員らが昨年10月、11月に起こしていた飲食店での不祥事について、2月3日夕刻、日野RDとリーグワンが個別に会見(いずれもリモートで)をおこなった。日野RDは2月2日、自ら無期限活動停止を発表しており、4日に開催予定だった清水建設江東ブルーシャークス(以下 江東BS)との試合は急遽中止となっている。
日野RDは志賀得一部長、田中勝利GMが会見に出席。昨年秋に合宿遠征先の別府市内で起きたことの事実関係と見解、無期限活動停止と、翌日の江東BS戦中止について話し、メディアの質問に応じた。
チームは無期限の活動停止を決め(2月2日発表)、2月4日の公式戦が中止となった。騒動を起こした時点から、チームと選手たちの間にはどんなやりとりがあったのか。
日野RDのメンバーが別府市内の飲食店を訪れたのは10月31日の深夜から11月1日にかかる時間帯とのこと。シーズン前の合宿中の出来事で、翌日1日はオフ予定、いわゆる中日(なかび)前夜の息抜きの会合であった。
2月3日の会見で、日野RDは店内での問題行動として次の4点を認めていることを明らかにした。
・脱衣
・セクシャルハラスメント
・ボトル、グラスなどの破損
・他チームの名を語る
このうち、同じリーグワンのD1に所属する三菱重工相模原の選手であると語った点については、店員との会話の中で話したもので、すぐに訂正したという。志賀部長はこの件に関わった者として「その場にいたメンバーは全体で24名。不適切な行動をおこなったのは7名(いずれも選手)。24名中、23名が選手、1名がスタッフ(通訳)」だったとしている。いずれも個々の選手名は公表されていない。
事件後の部内では、選手に向けてどのような対応があったのか。
3日の会見ではメディアから「弁護士や警察には口外しないよう、部員に対する指示があったのか」と、週刊誌報道の内容に関する確認があった。志賀部長はこれを否定した。