福岡堅樹がジャパン戦列復帰! アメリカ戦、15年ぶりの敵地勝利へ
「IRB パシフィック・ネーションズカップ(PNC)2014」の第1戦でカナダ代表に逆転勝ちし、テストマッチ8連勝とした日本代表は、アメリカのロサンゼルスで14日(日本時間15日)におこなわれるPNC第2戦で、来年のワールドカップ(プールB)でもライバルとなるアメリカ代表と対戦する。
その試合登録メンバーが日本ラグビーフットボール協会から発表された。
バックラインは、藤田慶和(早稲田大3年)がカナダ代表戦で右肩を痛めて離脱したが、4月の菅平合宿で負傷してリハビリを続けていた福岡堅樹(筑波大3年)が戦列復帰。昨年11月のスコットランド代表戦以来となるテストマッチで11番を着る予定で、右WTBには山田章仁(パナソニック)が入る。
ジャパン歴代最多キャップ保持者のLO大野均(東芝)はベンチスタート。代わりに、伊藤鐘史(神戸製鋼)が6試合ぶりに先発チャンスを与えられた。
IRB世界ランキング12位のジャパンに対し、アメリカは同18位と格下だが、エディー・ジョーンズ ヘッドコーチは楽観視していない。「今季もっともハードな試合の1つになるだろう。過去、アウェーでのアメリカ代表戦は良い成績を残せておらず、勝利からは1999年を最後に遠ざかっている」。それでも良い準備ができているようで、「試合はタフなものになるだろうが、自信を持って臨みたい」とコメントした。
リーチ マイケル主将(東芝)は、「アメリカ代表はフィジカルに自信を持っているチーム。カナダ代表戦では入りが悪く受けてしまった感じがするので、今回のアメリカ代表戦のキーとなるのは最初の入り。後半はしっかりとわれわれのJAPAN WAYでテンポあるラグビーを見せたい」と意気込む。
今季初めて代表戦に臨むWTB福岡は、「怪我からの復帰で久しぶりの試合だが、試合に出るからには日本代表として恥じないプレーをするように心がけたい。自分にできる仕事はやはりスピードで勝負して、トライをとるということなので、それを見せられるように努力したい」と力強く語った。
1. 三上正貴(東芝) 2.堀江翔太(パナソニック/レベルズ) 3.畠山健介(サントリー) 4.伊藤鐘史(神戸製鋼) 5.トンプソン ルーク(近鉄) 6.ジャスティン・アイブス(キヤノン) 7.リーチ マイケル(主将/東芝) 8.ホラニ 龍コリニアシ(パナソニック) 9.田中史朗(パナソニック/ハイランダーズ) 10.立川理道(クボタ/ブランビーズ) 11.福岡堅樹(筑波大) 12.田村優(NEC) 13.マレ・サウ(ヤマハ発動機/レベルズ) 14.山田章仁(パナソニック) 15.五郎丸歩(ヤマハ発動機)
〔リザーブ〕
16.平島久照(神戸製鋼) 17.木津武士(神戸製鋼) 18.山下裕史(神戸製鋼) 19.真壁伸弥(サントリー) 20.大野均(東芝) 21.ヘンドリック・ツイ(サントリー) 22.日和佐篤(サントリー) 23.廣瀬俊朗(東芝)