大分の熱闘はドロー… イーグルスとスピアーズはともに勝利を逃し27-27
2022-23シーズンのリーグワンで上位争いが予想される横浜キヤノンイーグルスとクボタスピアーズ船橋・東京ベイが12月25日、大分県の昭和電工ドーム大分で激突し、27-27で引き分けた。
ゲームを優勢に進めたのはイーグルスだった。序盤にCTBジェシー・クリエルのブレイクスルーからWTBイノケ・ブルアの先制トライが生まれ、スピアーズの強みとされるフィジカルバトルでも奮闘し、10-8で折り返すと、45分(後半5分)には敵陣深くでアドバンテージを得て攻め続け、経験豊富なSO田村優がディフェンス裏にキックで転がし、WTBヴィリアメ・タカヤワがインゴールに押さえた。
6点差に詰められたあとの56分には、FLコーバス・ファンダイクがブレイクダウンでからんで相手の反則を引き出し、田村が約45メートルのペナルティゴール(PG)成功でリードを広げた。
スピアーズも粘り、FWがつくったPGチャンスをSOバーナード・フォーリーが連続で決め、3点差としたが、71分にもイーグルスが攻め込み、SHファフ・デクラークからの長いパスをキャッチしたWTBブルアがタックルされながらも右隅にトライを決め、コンバージョンも成功で27-17となった。
しかし、スピアーズは75分、敵陣22メートルライン内に入ってキャプテンのCTB立川理道がディフェンス裏のスペースにキックし、相手にプレッシャーをかけてCTBライアン・クロティがトライゲッターとなった。5点差。
そして、終了間際の79分、イーグルスが自陣でターンオーバーしたあと、FB小倉順平がキックをしようとした際に足を滑らせてしまい、ボールを手にしたスピアーズが攻め込み、PRオペティ・ヘルが同点トライ。イーグルスにとっては痛恨のミスとなった。だが、スピアーズSOフォーリーのコンバージョンは外れ、27-27でノーサイドとなった。