ワールドカップ
2014.05.26
日本、2015年ラグビーワールドカップ出場決定!
香港のディフェンスに捕まる立川理道(撮影:松本かおり)
<アジア五カ国対抗 2014>
日本代表 49 − 8 香港代表
(2014年5月25日/東京・国立競技場)
日本代表 49 − 8 香港代表
(2014年5月25日/東京・国立競技場)
日本代表だ。来年のワールドカップ出場権獲得という結果とともに、プレーの精度などの内容も求められてしまう。ダーティーかもしれぬ格下相手国のFW陣を接点から素早く引きはがし、展開速度を上げられるか。組織的連続攻撃を目指すチームにとって、これが焦点だった。
8-0と先行して迎えた前半17分、敵陣22線エリア左中間スクラムから球がつながり、CTB立川理道が右中間を駆ける。刹那、複数人に囲まれる。相手ボール。「僕のボディポジション(当たる体勢)が高くて…」と本人。スクラムの真ん中から現場近くまで走ったHO堀江翔太副将は、「BKが(CTB立川に)寄ってくれれば」と、外側でパスを待つ選手の判断力向上に期待するしかない。
相手のえぐさを前に落球も重ね、防戦一方の後半20分にはトライも許した。「あそこは声もなくて…」とHO堀江副将。8トライを挙げての勝利に公の場でのエディー・ジョーンズ ヘッドコーチは前向きも、CTB立川は「(以後)きょうみたいな試合をしたら…」。31日、東京・秩父宮ラグビー場。いい意味での危機感を保ち、次のワールドカップでもぶつかるサモア代表と戦う。
(文・向 風見也)