仏ではスター軍団トゥーロンがプレーオフ逃す　前王者クレルモンは４位通過

　ヨーロッパ３大リーグのひとつであるフランスのトップ14は、現地時間７日にリーグ戦最終節を迎え、プレーオフに進む６チームが出揃った。サプライズは、前節終了時点でプレーオフ圏内の５位をキープしていたトゥーロンの脱落だ。７位からの逆転プレーオフ進出に燃えるモンペリエと対戦したトゥーロンは、PRカール・ハイマン、FLジョージ・スミス、SOジョニー・ウィルキンソンなど、代表チームでも中核を担ってきたスター選手を多数抱えながら、ノートライで３−27と完敗を喫し、まさかの８位転落。2010−2011シーズンは中途半端な終幕となった。一方、この試合でボーナスポイントを上乗せしたモンペリエは、勝点を72と伸ばし、６位に滑り込んで初優勝への望みをつないでいる。
　当落ライン上にいたビアリッツは、最下位のブルゴアン相手に苦しんだものの、SHディミトリ・ヤシュヴィリのキックが冴えわたり、22−18の辛勝で５位。わずかな可能性を残していたアビロン・バイヨンヌは敵地で勝利を収めたものの、勝点「１」差でトップ６入りはならなかった。昨シーズンの王者クレルモン・オーヴェルニュは４位通過で巻き返しを図る。
　１位トゥールーズと２位ラシン・メトロ92はホームでの準決勝が決定。残りの４チームは準決勝をかけてサバイバルゲームに挑み、３位カストルは６位モンペリエと、４位クレルモンは５位ビアリッツと対戦する。
　また、13位ラ・ロシェルと、14位ブルゴアンの下部リーグ降格も決まった。