NTTコム、金正奎がデビュー。日野自動車に山下大悟の姿も。
5月10日、千葉・NTT総合グラウンドにてNTTコミュニケーションズシャイニングアークスと日野自動車レッドドルフィンズの練習試合が行われ、40−21でNTTコムが勝利した。NTTコムは、これが春季オープン戦の初戦。ルーキーの金正奎(早大)、韓国より加入の諸葛彬(ジェガル・ビン)がデビューした。
また、昨年度でNTTコムを退団し、先日、日野自動車への移籍が発表されたばかりの山下大悟も、懐かしいというにはまだ早い古巣のグラウンドに登場(まだ合流5日目)。出場はなかったが、存在感を漂わせた。
■金正奎 コメント
コムに来て感じるのは、明るくてポジティブなチームだな、ということ。大学との一番の違いはフィジカル。社会人は、本当に徹底している。ウエートも毎日です。今は会社の研修があるため、コーチについていただいて週5で一人トレーニングです。全体練習に入れるのは週1。
きょうはフル出場でしたが、まだ合わない部分があって、前半が終わったときに“こんなんじゃだめだ”と思い、自分らしくやろうと切り替えました。前半はチームとしてやろうと思いすぎて、萎縮している部分があった。後半は思い切ってディフェンスも当たりにいけました。いま一番必要だと感じるのはフィジカルです。小さいですし。一番苦労している部分です。もっと多くの人に応援に来ていただけるように頑張ります。
■山下大悟 コメント
チームに合流したのが今週の火曜日なので、まだ5日目。日野自動車にきたのは、NTTコムを退団することになり、新しい挑戦をしたいと思ったのと、日野から若手の育成をお願いしていただいたというのがあります。日野は今後強化に力を入れていくという方針もある。ここでは自分が最年長ですが、若手が多く、フレッシュなチームですね。活気もあります。
きょうは外から見ていましたが、日野の外国人選手からは“コムのあの選手はどういう選手なんだ?”など、いろいろ質問されました。自分がこのチームにもたらしたいのは、目標に向かって努力していく姿勢が一番大事だということを伝えることと、突破役として働くこと。トップリーグに上がったことのないチームなので、自分の経験を伝えて、若手にもっと自信を持ってもらいたいです。コムもいいですね。栗さん(栗原徹)もコーチだし、頑張ってほしいです。