ジェイミー、東京セブンズ1日目は「プレッシャー」受けるも成長感じる
男子7人制日本代表は22日、東京・秩父宮ラグビー場での東京セブンズの大会1日目に参戦。同大会に2年連続で出場のジェイミー・ヘンリー(PSIコストカッツ)は、相手のレベルの高さに驚きつつも、確かな成長も体感したという。
チームは予選プールBでアルゼンチン代表戦(△14−14)、南アフリカ代表戦(●5−33)、ケニア代表戦(●7−12)を2敗1分けで戦い終え、最下位となった。ジャパンは要所でのミスが目立ったが、その理由をジェイミーは「プレッシャー」と説明する。相手の圧力、自らが勝手に感じ取ってしまった重圧…。
「(相手のプレッシャーと同時に)自分たちのプレッシャーも。もうちょっと考えること(冷静な判断が必要)」
ケニア代表との第3戦に先発し、序盤から「チャンスがいっぱいあった」と感じる。しかし、「ファイナルパス、ファイナルキックでミスがあった」。0−5で迎えた前半終了間際、チームはゴール前左中間スクラムからの好機を逃した。ボールを失うや逆襲され、追加点を取られた。0−12。瞬時のプレー選択のイメージは外国人同士では「アイコンタクト」で共有できるも、日本人選手とは簡潔な単語のやりとりをかわす必要があった。その間、相手守備網に対応されることもあった。ジェイミーはそう感じたようだ。
もっとも、攻守で見せ場は作った。後半から出場したアルゼンチン代表戦ではカバーディフェンスで失点を防ぎ、先発した南アフリカ代表戦では後半5分、味方のキックへ反応してトライを挙げた。そして、こんな手応えを口にした。
「去年(の1日目終了時)よりも疲れてない。皆、すごいフィットネスが上がってます」
自身も昨年から、瀬川智広ヘッドコーチのもと定期的に体力強化メニューに取り組んできた。大会終盤に疲弊しきった昨年度とは、明らかに違う。
大会2日目の23日は、9時22分キックオフのボウルトーナメント準々決勝で予選プールC・3位のサモア代表と激突する。