コロインベテが攻守に大活躍! オーストラリアがホームで南アフリカを下す
アルゼンチン遠征で惨敗を喫し、ファンや自国メディアから批判の声が高まっていた世界ランキング7位のオーストラリア代表“ワラビーズ”だが、ホームに帰ってワールドカップ2019王者の南アフリカ代表“スプリングボックス”を25-17で倒し、南半球の強豪4か国で争う「ザ・ラグビーチャンピオンシップ 2022」の成績を2勝1敗とした。
南アフリカは1勝2敗。
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8月27日にアデレード・オーヴァルでおこなわれたこの試合。
オーストラリアは、キックオフボールを相手のノックオンで確保してノーホイッスルでテンポよくフェイズを重ね、FLフレイザー・マクライトがインゴールに突っ込み先制した。
しかし、前半だけで10回の反則を犯すなど、規律が悪かったオーストラリア。30分にはイエローカードを提示され、ハーフタイム前の約10分間を自陣深くで戦うこととなる。が、ここで踏ん張ったのが大きかった。
37分には、数的有利で攻め続けた南アフリカがモールからバックス展開し、大外でボールをもらったWTBマカゾレ・マピンピがゴール左隅に迫ったが、逆側にいたWTBマリカ・コロインベテが弾丸のようなスピードでカバーに入って強烈なタックルを放ち、落球させ、トライを許さなかった。
前半最後に南アフリカにイエローカードが出て、逆に数的有利となって10-3で後半を迎えたオーストラリアは、47分(後半7分)、敵陣10メートルライン付近でのスクラム後、SHニック・ホワイトからロングパスをもらったWTBトム・ライトがゲインして敵陣深くに入り、テンポよくたたみかけ、WTBコロインベテが鋭いステップでタックラーを振り切ってトライ。
ペースをつかんだゴールドジャージーの男たちは、57分にはサインプレーを決め、キャプテン代行のPRジェームズ・スリッパーから内戻しのパスをもらったSOノア・ロレシオが中央を抜け、サポートについていたFLマクライトがフィニッシャーとなった。
その後、ペナルティゴールでも加点。
対する南アフリカは終盤に2トライを奪い返したものの、オーストラリアがリードを守り切った。