国内 2022.06.01

三重ホンダヒート退団者発表。生方、滝澤は引退、元NZ代表ダフィーも現役終え「サヨナラ!」

[ 編集部 ]
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三重ホンダヒート退団者発表。生方、滝澤は引退、元NZ代表ダフィーも現役終え「サヨナラ!」
上左から生方信孝、滝澤翔太、下左からポール・スクーマン、マット・ダフィー


 三重ホンダヒートは6月1日、2021-2022シーズンをもって退団することが決まった選手・スタッフを発表した。

 元セブンズ日本代表でヒートには12年間在籍し、リーダーのひとりとしてチームをけん引してきたWTB生方信孝(34歳)は引退。ラストゲームとなった5月27日のNECグリーンロケッツ東葛戦(入替戦・第2戦)ではプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍で勝利に貢献し、試合後、チームから花束をもらい後輩に肩車をされてファンに別れを伝えていた。
 生方は、「約12年間という、長い長い間応援してくださり本当にありがとうございました。今シーズンをもってジャージを脱ぐことになりました。HEATが成長し、そのなかで自分自身も成長していき、ファンの皆様にも1人の選手として認知され、応援していただけるようになったのが、自身の成長の証です。負ける数のほうが圧倒的に多いHEATでしたが、そのなかでも試合後の惜しみない拍手、声援がどれほど自分の背中を押してくれたか、、、感謝という言葉では物足りなさを感じます。引退という選択をしたことの後悔はありません。この選択が正しい選択だったな。と思える時は、次のステップでこのかけがえのない経験、成長を生かし、活躍した時です。絶対無駄にはしません。大きな怪我なくハードワークし続け、心技体を積み上げに積み上げ続けた自分自身をまずは褒めてあげたいです。よく頑張りました。今後は、試合会場で大好きなHEATをファンの皆様と一緒に応援できるのを楽しみにしています」とコメントした。

 7季在籍したPR滝澤翔太(29歳)も現役を終える。普及・広報活動を通じてファンや地元の人たちと交流できたのも良い経験だったという滝澤は、「数年前に脚をけがしてからは何かとけがしがちになり、プレーしている姿を皆様に見せることができなかったのが少し残念ですが、それでも今まで楽しくラグビーができました。それも皆様のおかげです。本当にありがとうございました」と感謝を述べた。

 そして、元ニュージーランド代表でヒートには2季在籍し、リーダーも務めたマット・ダフィー(31歳)もラグビー選手としてのキャリアを終えることを決めた。ワールドクラスのフルバックであり、最後尾から何度もチャンスメイクし、チームをピンチから救ったダフィーは、「ホンダのジャージを着てプレーする度にファンの皆さんに喜んでいただけたと願っています。試合当日、観客席で見た笑顔と、私の家族を迎え入れてくださった地域の人々に別れを告げるのはとても寂しく思います。皆さんにたくさんの愛を! サヨナラ!」とコメントした。

 そのほか、生方やダフィーらと一緒にリーダーとしてチームをけん引したFL/NO8ポール・スクーマン(29歳)、LO中川真生哉(25歳)、SOジャン=ルック・デュプレッシー(28歳)も退団する。さらに、5季在籍したCTB/WTBの藤崎眞樹(27歳)と尾又寛汰(27歳)、1季在籍した元ジュニア・ジャパンのPR大山祥平(23歳)、そして今季チームの最多得点者だったSO/FBジョノ・ランス(31歳)もヒートを去った。

 スタッフでは、小西大輔アシスタントコーチが退任となった。

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