セブンズ 2022.05.30

ワールドシリーズは1大会残し大混戦。総合Vは3強争い、日本はコア残留かけ厳しいサバイバル

[ 編集部 ]
ワールドシリーズは1大会残し大混戦。総合Vは3強争い、日本はコア残留かけ厳しいサバイバル
ロンドン大会決勝は延長にもつれ、NZ相手にゴールデントライを決め歓喜の豪州(Photo: Getty Images)


 男子7人制ラグビーの強豪が集う「HSBC ワールドラグビーセブンズシリーズ 2022」は、全9大会中、8大会が終わり、シーズン総合優勝争いとコアチーム残留争いは大混戦となっている。

 5月28、29日(現地時間)におこなわれた第8ラウンドのロンドン大会は、オーストラリアが優勝。決勝はニュージーランドと対戦して延長にもつれ、キックオフのボールを勇敢に競って獲得し、つないで、ヘンリー・パターソンがゴールデントライを決め歓喜となった。

 シリーズ総合順位は、各大会の順位に応じて与えられるポイントの合計によって決まるが、今季は新型コロナウイルス感染症の影響で一部のチームが参加できない大会があり、公平を期すため、全9大会のうち各チームのベスト7大会のポイントをカウントするという今季独自のランキングポイントシステムが適用される。

首位・南アフリカの主将を務めるシヴィウェ・ソイズワピ(Photo: Getty Images)

 第7ラウンド終了時に総合ランキングトップだったアルゼンチンは、ロンドン大会で9位に終わり、総合3位に転落。ロンドン大会で5位だった南アフリカが首位に返り咲いた。そして、ロンドン大会優勝のオーストラリアは総合2位となり、初の総合チャンピオンの座が見えてきた。

 残りは1大会。現在、ランキングポイントは1位・南アフリカ(124)、2位・オーストラリア(122)、3位・アルゼンチン(118)となっており、1大会で優勝すれば最大22ポイント獲得できるため、この3強すべてに総合チャンピオンの可能性がある。

初の総合チャンピオンを目指すアルゼンチン(Photo: Getty Images)

 一方、ワールドラグビーセブンズシリーズに常時参戦できるコアステータスを持った16チーム中、最終総合順位が下位となった2チームは降格となる。
 現在、最下位は26ポイントの日本で、15位のウェールズ(31)とともに降格圏内にいる。14位のカナダ(34)、13位のケニア(38)、12位のスコットランド(41)も最終戦まで油断できない状況だ。

 最後のロサンゼルス大会(アメリカ)は現地時間8月27、28日に予定されており、コアチーム残留を目指す日本は最低でもベスト8以上に入らなければならない。

ロンドン大会で力強い走りを見せた日本の宮上廉(Photo: Getty Images)

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