ワールドカップ 2022.05.12

2027年のラグビーワールドカップ開催国はオーストラリア! 31年はアメリカで初開催!

[ 編集部 ]
2027年のラグビーワールドカップ開催国はオーストラリア! 31年はアメリカで初開催!


 2033年までの、ラグビーワールドカップ(15人制)の開催地が決まった。
 今年は女子のワールドカップがニュージーランドで開催され(2021年大会が新型コロナウイルスの影響により1年延期)、来年はフランスで男子ラグビーの最高峰舞台が用意されることになっているが、国際統括団体のワールドラグビーは5月12日、その次の女子の3大会(2025年、2029年、2033年)と男子の2大会(2027年、2031年)のワールドカップ開催地を発表。

 2025年の女子大会はイングランドがホストとなり、2027年の男子大会と2029年の女子大会はオーストラリアで開催されることになった。そして、2031年の男子大会と2033年の女子大会はアメリカが開催国に決定した。

 この日、ダブリンでおこなわれた年次会合において、ワールドラグビー理事会は全会一致で承認。ラグビーにとっての黄金の10年間が始まる。

 この決定に基づき、理事会は、ワールドラグビーが各協会および政府とパートナーシップを組み、開催国による現地中心の運営体制を確立するという新たなモデルも承認した。

 この新たなパートナーシップは、ラグビーワールドカップの開催の確実性を担保するとともに、ワールドラグビー戦略計画の「ゲームチェンジャー」的目標に沿ったものである。これはより多くのファンを獲得し、ラグビーへの投資を増やすための新たな収入源を確保することによって、ラグビーの世界的な発展を、ダイナミックに促進させるというもの。これには、アメリカにおけるラグビーの発展を加速させるためのロードマップや、女子ラグビーへの投資の拡大も含まれる。

 男子のラグビーワールドカップがオーストラリアで開催されるのは、2003年大会以来、24年ぶりとなる。
 アメリカは、2018年にサンフランシスコで7人制のワールドカップを開催したことはあるが、15人制は男女通じても過去になく、初開催となり、ラグビー界で眠れる巨人と呼ばれたアメリカがいよいよ目を覚ますことになりそうだ。
 イングランドはラグビー発祥の地であり、近年では、男子のワールドカップを2015年に、女子大会は2010年に開催しており、確かな経験がある。なお、女子のラグビーワールドカップは2025年のイングランド大会から出場チームは4増の16チームとなる。

 ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は、「今日という日はラグビーにとって画期的な瞬間であり、ファンにとってもエキサイティングな展開です。みんなのための真のグローバルスポーツとして、この夢の実現に携わったすべての人に祝福を送りたいと思います」とコメントした。

PICK UP