国内
2014.01.05
東海大仰星が2年ぶり花園ファイナルへ! FW奮闘でヒガシに競り勝つ
2011年度大会決勝で苦汁をなめさせられた東福岡にリベンジした東海大仰星
(撮影:松本かおり)
(撮影:松本かおり)
大阪第1代表の東海大仰星が、花園で7年ぶりの優勝旗獲得に王手をかけた。1月5日、第93回全国高校ラグビー大会の準決勝で東福岡と対戦し、27−12で勝利。湯浅大智監督は、「FWが頑張ってくれたことで、山田一平(SO)が余裕を持って試合を組み立てられた」と熱戦を振り返った。
序盤から東海大仰星が敵陣深くでプレー。前半6分、SO山田が絶妙なキックでゴール前右のスペースにボールを転がし、WTB小原錫満が確保して先制トライを挙げた。13分には、相手のダイレクトタッチで得た22メートルライン内でのラインアウトから、モールで押し込んで追加点。ハーフタイム前にはペナルティゴールを加え、15−0で折り返した。
後半も先にスコアボードを動かしたのは仰星。9分、強力FWが東福岡の壁を壊し、PR西田涼馬がインゴールに突っ込んだ。
20点差をつけられたが、それでも、2年ぶりの王座奪還を目指した九州の雄は簡単には引き下がらない。13分、ゴール前のスクラムから途中出場のNO8山田真生が前進後、ラックからパワフルなLO金子崇が持ち出してゴールラインを越え、5点を返した。リスタート後、東福岡は自陣深くから果敢に攻め、ハーフウェイまで上がると左へすばやく展開し、快足WTB岩佐賢人がフィニッシュ。20−12となった。
だが、反撃はここまで。総合力で上回った東海大仰星は23分、FWがパワープレーで4トライ目を獲得し、雌雄を決した。
破れはしたが、東福岡の藤田雄一郎監督は「よう頑張ってディフェンスしました」と選手たちをねぎらった。
春のセンバツに続き、冬の大舞台でも決勝進出となった東海大仰星は7日、高校日本一をかけて桐蔭学園(神奈川)と対戦する。