豊田自動織機S愛知は3部リーグ全勝で順位決定戦へ 宗像サニックスBは2位通過で地元に戻る
リーグワン2022で6チームが参加するディビジョン3は、4月9日、2回戦総当たり形式でおこなわれた第1ラウンド(リーグ戦)の最終・10節を迎え、豊田自動織機シャトルズ愛知が全勝でトップ通過を決め、今季かぎりで活動を休止する宗像サニックスブルースは2位通過で順位決定戦に進むことになった。
シャトルズはこの日、東京・江東区夢の島競技場で清水建設江東ブルーシャークスと対戦し、60-14と圧倒。
2位通過を目指したブルーシャークスに先行されたものの、7点ビハインドで迎えた前半26分、ドライビングモールでゴールラインを割り、コンバージョンも成功で同点とした。
そして33分には、切り込んだCTBジョシュ・マタヴェシからオフロードパスをもらったWTB中野豪が大きくゲインすると、サポートしたCTBルテル・ラウララがフィニッシュし、勝ち越した。
22-14で折り返したシャトルズは、後半、粘り強いディフェンスでも流れをよくし、44分(後半4分)に攻め込みFL小原稜生のトライで点差を広げる。その後、シャトルズは安定したセットプレーも活かして得点を重ね、ブルーシャークスを退けた。
先にキックオフしたブルーシャークスが敗れ、2位浮上の可能性が出てきた宗像サニックスブルースは、広島・バルコムBMWスタジアムで中国電力レッドレグリオンズに50-14で勝ち、ホームで順位決定戦(第2節)をおこなえる権利をつかんだ。
ブルースは開始早々から攻め込み、移籍からの初キャップでゲームキャプテンも務めたFL田淵慎理がインゴールに持ち込み先制すると、9分には、今シーズン古巣に復帰した元主将のNO8新井信善がゴール前の密集を飛び越えて追加点を挙げた。さらに、12分には10番をつけてリーグワンデビューとなった竹中太一の力強い走りで勢いづき、FL殿元政仁がフィニッシュ。35分にはラインアウトからのモールで得点を重ね、28-0で折り返すと、後半にも4トライを追加し、勝利を収めた。
なお、10日に予定されていたクリタウォーターガッシュ昭島×九州電力キューデンヴォルテクスは、新型コロナウイルス感染症の影響で中止が決定している(ウォーターガッシュの不戦勝)。
ディビジョン2とディビジョン3はそれぞれ、リーグ戦の上位3チームと下位3チームに分かれておこなう順位決定戦(4月23日~5月8日/1回戦総当たり形式=各チーム2試合実施)の結果で、最終順位を決める。