W杯控える女子日本代表が豪州遠征へ　ワラルーズやフィジー代表とのテストマッチも決定

　半年後にラグビーワールドカップ（第9回女子大会）を控える女子日本代表“サクラフィフティーン”が、4月18日～5月13日にオーストラリア遠征を実施することが決定した。

　3試合を予定しており、5月1日のフィジー代表戦と5月10日のオーストラリア代表戦はキャップ対象のテストマッチとなる。この2チームもワールドカップへ向けて強化を進めており、現在、女子フィジー代表は世界ランキング21位だが成長著しく、ワラルーズの愛称で知られる女子オーストラリア代表は同5位の強豪でサクラフィフティーン（現世界ランク12位）は過去一度も勝ったことがない。

　また、5月6日にはオーストラリア協会によって編成されるオーストラリアンバーバリアンズと対戦することも決まった。

　浅見敬子・女子日本代表ナショナルチームディレクターは、「多くの関係者の皆様のご尽力により、オーストラリア遠征ならびに2試合のテストマッチを実施できることとなり、大変うれしく思います。コロナウイルス感染が収束しているとは言い難い状況の中、選手・スタッフの所属企業や学校、所属クラブチームの皆様のご理解、ご協力により女子日本代表は活動することができております。また、我々を受け入れてくださるオーストラリア協会の皆様にも、この場をお借りして心より感謝申し上げます。秋に開催されるワールドカップに向けて、我々と同じく強化を進めているフィジー代表、オーストラリア代表との対戦は、大会ベスト8という目標達成のため貴重かつ重要な機会となります。テストマッチを含む今回の遠征を充実したものとするべく、トレーニングに励んでまいります」とコメントした。