国内
2013.12.22
早大が中大から57得点! 大学選手権王座奪還へあと2つ
力強く突進する早稲田の垣永真之介キャプテン(撮影:大泉謙也)
大学選手権セカンドステージのプールDに入った早大(関東大学対抗戦A・2位扱い)は22日、埼玉・熊谷ラグビー場での最終戦に挑み、中大(関東大学リーグ戦1部・2位)に57−7と圧勝。総勝点を20とし、2季連続で準決勝(来年1月2日/東京・国立競技場)進出を決めた(敗れた中大は総勝点9)。
勝った側が4強入りとなる可能性が高かったこの試合。序盤こそ中大の守りに手を焼いた早大だが、徐々に地力を示して8トライを奪った。3−0で迎えた前半22分、敵陣ゴール前左ラインアウトからラックを重ね、最後は左タッチライン際をWTB深津健吾が抜けてトライ。続く25分には敵陣22メートル線付近右中間でSO水野健人が守備網を突破、最後は日本代表のFB藤田慶和がゴールラインを割った。その後も早大はフェーズを重ねつつ守備網をこじ開け、ハーフタイムまでにスコアを36−0として大勢を決めた。
勝った後藤禎和監督は「最初のトライを取ってから落ち着いた。概ね満足しています」と振り返る。敗れた松田雄監督は、「選手が無事に戦いきれたことに感謝します。点数は置いておいて、やれることは出し切った」と3季ぶりとなる選手権を終えた部員を労った。
早大は準決勝で、プールB首位で昨季準優勝(準決勝進出は3季連続)の筑波大(対抗戦・4位扱い)と対戦する。
(文・向風見也)