ディビジョン3では清水建設江東ブルーシャークスが好調 中国電力レッドレグリオンズを圧倒
NTTジャパンラグビーリーグワン2022のディビジョン3で2位につける清水建設江東ブルーシャークスが、勝点を最大限伸ばした。2月27日、東京・江東区夢の島競技場でおこなわれた第6節で中国電力レッドレグリオンズと対戦し、57-16と圧倒。トライ量産によるボーナスポイントも獲得し、4勝2敗で総勝点20となった。
中国電力レッドレグリオンズは開幕戦中止(相手チームに新型コロナウイルス感染症の陽性者が出たため不戦勝)のあと5連敗。
序盤にレッドレグリオンズがペナルティゴールで得点を重ねたのに対し、ブルーシャークスは前半34分、相手のパスの乱れから敵陣深くで攻撃に転じ、LOジョシュ・ベックハイスがゴールに迫ってディフェンダーをひきつけ、オフロードパスをもらったFBコンラッド・バンワイクがチーム最初の5点を入れた。
これで流れをよくしたブルーシャークスは、37分にはCTBジョンベン・コッツェのビングゲインとサポート選手のボール継続でチャンスをつくると、相手チームが反則を犯し、イエローカード。直後、数的有利を活かしてスクラムから攻め、SH櫻井大志がランでディフェンスををひきつけたあと、パスをもらったFBバンワイクが空いたスペースを抜け、連続トライとなった。
ブルーシャークスはハーフタイム前にもうひとつ、自陣深くからアタックを継続して敵陣に入り、キャプテンのFL高橋広大が力強い走りでゴールへ駆け抜け、リードを広げた。
主導権を握ったブルーシャークスは後半早々、HO田中利輝が敵陣22メートルライン手前からパワーでディフェンスを破り、そのままゴールへ走り切り追加点を奪った。
52分(後半12分)にはCTBコッツェが仲間のサポートを受けてインゴールになだれ込み、得点。60分にはSH臼井礼二朗のブレイクスルーからボールをつないでNO8マーフィー・タラマイがフィニッシュすると、タラマイは70分にも仲間のターンオーバーからボールをもらって約60メートル走り切り、勝負を決めた。
レッドレグリオンズは、72分、キャプテンで7番をつけた松永浩平の力走からボールをつないでNO8森山皓太がトライを奪い返し、77分にはSH河嶋凜太郎が快足を飛ばして意地を見せたが、リードするブルーシャークスは終盤にもトライを重ね、大差がついた。