各国代表 2013.08.24

NZがライバル豪州に連勝! 11年連続でブレディスローカップ保持

NZがライバル豪州に連勝! 11年連続でブレディスローカップ保持


all blacks


王者の風格。笑顔で握手を交わすキアラン・リード(左)とイズラエル・ダグ
 (撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)


 



 世界ランキング1位のニュージーランド代表は24日、地元ウェリントンで宿敵オーストラリア代表(世界ランク4位)と対戦し、27−16で快勝した。先週末にシドニーで行われた隣国ライバル対決も黒衣の男たちが制しており、80年以上前から両国が争ってきた「ブレディスローカップ」は、11年連続でニュージーランドに輝くこととなった。



 相手にペナルティゴール(PG)を2本決められ、0−6と先行されたニュージーランド代表(オールブラックス)だったが、慌てることはなかった。26分過ぎ、敵陣10メートルライン手前中央から細かく右へ展開し、WTBベン・スミスがタッチライン際を疾走してインゴールへ入った。コンバージョンも決まり、逆転する。
 前半終了間際には、FLスティーヴン・ルアトゥアがダイナミックな走りで突破
してゴールに迫り、素早いリサイクルからWTBスミスの2本目のトライが生まれた
 オールブラックスが15−6とリードして前半終了。



 後半、早めに追いつきたいオーストラリア代表(ワラビーズ)だったが、反則が多く、PGで差を広げられてしまう。スクラム、ラインアウトのセットプレーはともに安定せず、攻撃で主導権を握ることができなかった。
 71分、WTBイズラエル・フォラウがインターセプトして約70メートル走り切り、
トライを挙げたが、ワラビーズの見せ場はここまで。



 ニュージーランドは終盤にもキックで3点を追加し、結局27−16で、ブレディスローカップ兼ラグビーチャンピオンシップ(南半球4カ国対抗戦)は開幕から2連勝となった。
 SOの相次ぐ故障で厳しい戦いが予想されたオールブラックスだったが、追加招
集されて、デビュー戦でいきなり10番をつけたトム・タイラーが司令塔役を見事に務めあげ、選手層の厚さを示した。


 


 来週末に試合はなく、次戦は9月7日。ニュージーランド代表は地元ハミルトンにアルゼンチン代表を迎え、オーストラリア代表はホームのブリスベンで南アフリカ代表と対戦する。


 


100


オールブラックス史上4人目の100キャップ保持者となったPRトニー・ウッドコク


 

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