打倒NZに燃えるワラビーズ 初陣の司令塔はトゥームア
オーストラリア代表(ワラビーズ)のユーアン・マッケンジー新ヘッドコーチが初陣の司令塔に指名したのは、レッズ時代の愛弟子クウェイド・クーパーではなく、テストマッチ未経験のSOマット・トゥームアだった。
17日にシドニーで開催される、ラグビーチャンピオンシップ(南半球4カ国対抗)開幕戦、兼ブレディスローカップ第1戦。世界ランキング1位のニュージーランド代表が相手であり、トゥームアには重責がのしかかるが、9年ぶりにスーパーラグビー決勝進出を果たしたブランビーズのゲームメーカーを、マッケンジーHCは信じた。
そりが合わなかった前指揮官(ロビー・ディーンズ)が去り、約10カ月ぶりのワラビーズ復帰となったクーパーは、ベンチで待機する。
また、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦でワラビーズの10番を託されたものの、不完全燃焼に終わったジェームズ・オコナーは、WTBとして復活への第一歩を踏み出すことになった。
今回の23名スコッドに、トゥームア以外の新顔(代表キャップを持たない選手)は4人。いずれもブランビーズのシャイニングスターで、サモア代表の父を持つ21歳のPRスコット・シオ、釜石シーウェイブスに在籍していたことがある29歳のLO/FLスコット・ファーディー、2番手SHに浮上したニック・ホワイト、そして、ブランビーズの今季最優秀新人賞に輝いたCTBテヴィタ・クリンドラニがベンチ入りした。
信頼を取り戻したいジェームズ・オコナー
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)
<2013 ラグビーチャンピオンシップ/第1戦 オーストラリア代表メンバー>
1.ジェームズ・スリッパ−(レッズ) 2.ステーヴン・モーア(ブランビーズ) 3.ベン・アレグザンダー(ブランビーズ) 4.ロブ・シモンズ(レッズ) 5.ジェームズ・ホーウィル(主将/レッズ) 6.ヒュー・マクメニマン(フォース) 7.マイケル・フーパー(ワラタス) 8.ベン・モーウェン(ブランビーズ)
9.ウィル・ゲニア(レッズ) 10.マット・トゥームア(ブランビーズ) 11.ジェームズ・オコナー(レベルズ) 12.クリスチャン・リアリイファノ(ブランビーズ) 13.アダム・アシュリー=クーパー(ワラタス) 14.イズラエル・フォラウ(ワラタス) 15.ジェシー・モグ(ブランビーズ)
16.サイア・ファインガア(レッズ) 17.スコット・シオ(ブランビーズ) 18.セコペ・ケプ(ワラタス) 19.スコット・ファーディー(ブランビーズ) 20.リーアム・ギル(レッズ) 21.ニック・ホワイト(ブランビーズ) 22.クウェイド・クーパー(レッズ) 23.テヴィタ・クリンドラニ(ブランビーズ)
※ ( )内の所属チームは、2013スーパーラグビー時