海外 2013.08.01

パナソニックWTB山田がオタゴに追加招集! 「落選」後も現地でアピール

パナソニックWTB山田がオタゴに追加招集! 「落選」後も現地でアピール

yamada

目標へ前進している山田章仁
(撮影:松本かおり)

 

 

 ニュージーランドのオタゴ協会は1日、地域代表選手権であるITMカップのオタゴ代表へ、パナソニックのWTB山田章仁を追加招集すると発表した。7月30日にリストアップされたメンバーから「故障者が出た」ためとされるが、現場サイドの認識は違う。

 ITMカップへは、スーパーラグビー(南半球最高峰リーグ)などに参加する有力選手や各地域のクラブシーズンで顕著な活躍を示した選手が出場できる。

 WTB山田は現地のシーズン途中に参戦し、約1カ月、オタゴユニバーシティでプレーした。チームにとっての最終戦から中3日の7月24日、ダニーデンでのトライアルマッチに出場。同地区のファイナルに進んだ2チームの一部選手からなる「SASSENACHS」の一員として、前半途中から出場しトライを挙げる。トニー・ブラウン監督らオタゴ代表のスタッフからは「ナイスプレー」と声をかけられ、「落選」が決まった30日以降も同代表と深く関わっていた。

 7月31日、日本からの取材に「どうなっているか、僕はわからないですけど」と慎重になりながら、開幕からプレーしていない自分がいきなりオタゴ代表に入ることは現実的に難しかったのでは、と見解を示した。1日、公式発表がなされた。

 昨季、日本最高峰のラグビートップリーグでシーズン最多記録の20トライを決めたWTB山田。今春は日本代表のツアーから途中離脱も、ジャパンのエディー・ジョーンズ ヘッドコーチからは関係者を通じ近況伺いのメールを受け取っている。ジャパン復帰、テストマッチ(国同士の真剣勝負)出場への意欲も高い。しかし、「いまは目の前の試合に集中して、活躍したい」と強調した。

 4日、ITMカップのタスマン代表とのプレシーズンマッチに先発する。

(文・向風見也)

 

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