海外
2013.07.18
豪代表HCを退任したロビー・ディーンズ氏 仏クレルモンの次期指揮官に浮上
オーストラリア代表のヘッドコーチ職から事実上解任されたロビー・ディーンズ氏(53歳)だが、来年はフランスリーグで指揮を執ることになるかもしれない。
オーストラリアの全国紙『ジ・オーストラリアン』が18日、フランスの強豪クレルモン・オーヴェルニュが、ディーンズ氏の獲得に興味を示していると報じた。同チーム現指揮官のヴァーン・コッター氏は、2014年からスコットランド代表ヘッドコーチに就任することが決まっており、後任候補をリストアップしているという。
オーストラリア代表ヘッドコーチとして、2011年の南半球3カ国対抗戦(トライネーションズ)制覇以外は大きな結果を残せず、5年間のテストマッチ勝率は約58%と振るわなかったディーンズ氏だが、母国のクルセーダーズを5度もスーパーラグビー優勝に導いた知将である。また、かつてクルセーダーズのスタッフだったコッター氏は、2004年から2006年までアシスタントコーチとしてディーンズ氏を支えていた関係性もあり、強力な推薦人に成り得る。ちなみに、ディーンズ氏はグルノーブルに在籍していたことがあり、妻はフランス語の先生であることから、生活面では大きな問題はなさそうだ。
2009−2010シーズンのフランス王者であるクレルモンは、昨季はタイトルを逃したものの、欧州最強クラブを決めるハイネケンカップで準優勝だった。
ロビー・ディーンズ氏
(撮影:Yasu Takahashi / Nichigo Press)