NEC退団の中嶋大希はコベルコスティーラーズ加入 元南ア代表とブルーズ優勝経験者も神戸へ
昨シーズン後にNECグリーンロケッツを退団した日本代表2キャップ保持者の中嶋大希が、コベルコ神戸スティーラーズ(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)に加入することが9月1日に発表された。
NECでは共同主将のひとりとしてリーダーシップを発揮し、2021年度日本代表候補に名を連ねるなど、期待が大きい25歳のスクラムハーフである中嶋は、「歴史と伝統のある神戸製鋼コベルコスティーラーズの一員になれることを光栄に思います。チームの一員として優勝に貢献すること、そして日本代表を目指して日々努力します。応援のほど、よろしくお願いいたします」とコメントした。
来年1月開幕の新リーグ「ジャパンラグビーリーグワン」で優勝を目指すコベルコ神戸スティーラーズは、海外からもフォワード2人を新たに獲得しており、長年ストーマーズで活躍し、南アフリカ代表にも招集されたことがあるJD・シカリング(26歳)と、今年のスーパーラグビー トランス・タスマンでブルーズの優勝に貢献したニュージーランド出身のジェラード・カウリートゥイオティ(29歳)が2021年度新加入する。
身長203センチ、体重120キロの大型ロックであるシカリングは、「この度、日本でプレーするチャンスを与えてくれた神戸製鋼コベルコスティーラーズに感謝しています。この新しい挑戦を心から楽しみにしています。新しいチームメイトとの出会いや素晴らしい日本の文化を体験できる日が待ち遠しいです。自分のキャリアにおける新たなチャプターへの準備はできています。少しでも早くチームに溶け込み、必要とされる全ての場面で貢献できることを楽しみにしています」とコメントした。
一方、ロックとフランカーでプレーでき、パシフィックアイランド(太平洋諸島諸国)にルーツを持つ者で結成される“モアナ・パシフィカ”にも招集されたことがあるトゥイオティは、「今シーズンからコベルコスティーラーズでプレーできることを楽しみにしています。私はチームの目標に感銘を受け、このチームの一員になりたいと思いました。昨シーズン、オークランドブルーズのメンバーとしてスーパーラグビー トランス・タスマンで優勝を経験しました。次はコベルコスティーラーズのさらなる成功に全力を尽くしたいと思っています。私と私の家族は、日本の文化に触れること、新しいチームメイトとたくさんのサポーターに会えることを楽しみにしています」と意気込んでいる。