【東京五輪/ラグビー】フィジーに逆転負け(19-24)。日本3トライも、ミスから失点。
惜しい。残念。頑張った。
いろんな思いが入り混じった14分間になった。
7月26日、東京五輪のラグビー競技が始まった。日本は初戦で前回大会で金メダルを獲得したフィジーと対戦。19-24で敗れた。
スタートは思い描いていたものとは違う結果となった。
相手の蹴ったキックオフボールに競り勝つも、こぼれたボールを足にかけられて攻め込まれる。チウタ・ワイニンコロにトライを奪われた(Gも成功/0-7)。
しかし日本は崩れなかった。
2分30秒過ぎ、トライを奪う。スクラムの攻撃の途中、パスが乱れて攻め込まれるも、相手が足にかけたボールを松井千士主将が取り、自陣から走り切った(藤田慶和のGも成功し7-7)。
直後のリスタートのキックオフボールを奪われてトライを奪われるも(7-12)、前半終了間際のフィジーボールスクラムをターンオーバーして攻めた。アタックを継続し、最後はトゥキリ ロテがインゴールに入った(藤田のゴールも成功)。
14-12とリードして迎えた後半は、最高の滑り出したった。
藤田の蹴ったキックオフボールを副島亀里ララボウラティアナラが直接キャッチし、そのままトライラインまで走り切った。19-12とリードを広げた。
その後フィジーにミスが続き、日本に流れが来たようにも思われた。
しかし、3分過ぎだった。日本はスクラムから攻撃を仕掛けるも、ノックオン。そのボールを拾われてワイセア・ナズングにトライを許す(ゴールも成功)。19-19と追いつかれた。
そして4分30秒過ぎだった。日本はハイタックルでPKを与え、さらに守勢にまわったところで反則。PKから速攻を仕掛けられ、ふたたびナズングにトライを許し勝ち越された。
試合終了間際に相手が故意のノックオンからシンビンとなり、数的優位の状態でラインアウトを得るもボールを確保できず、そのまま得点は動かなかった。
日本の次戦は、7月26日の午後16時30分から。カナダに24-0と完勝したイギリスと戦う。
攻めれば点を取れた。ミスは必ず失点につながった。試合間に有効なレビューをおこない、次こそ勝利を得たい。
◆フィジー戦 男子日本代表登録メンバー
【先発】
1 セル ジョセ
2 トゥキリ ロテ
3 ボーク コリン雷神
5 副島亀里ララボウラティアナラ
6 彦坂匡克
8 松井千士(主将)
10 藤田慶和
【リザーブ】
4 羽野一志
7 ヘンリー ブラッキン
11 石田吉平
12 本村直樹
13 合谷和弘