海外
2013.06.28
パナソニックWTB山田、オタゴへ! スーパー15入り&代表定着を目指す
昨季、日本最高峰のラグビートップリーグでシーズン最多記録の20トライを決めたパナソニックのWTB山田章仁は、現在、ニュージーランドのダニーデンに拠点をかまえる。南半球トップレベルのスーパーラグビー(スーパー15)での活躍を目標に、地元クラブのオタゴユニバーシティでプレーする。
かねてから海外挑戦に意欲的だったWTB山田は、ITMカップ(ニュージーランド地方代表選手権)のオタゴ代表入りを目指す。昨年同代表からスーパー15挑戦を決めたSH田中史朗(ハイランダーズ)、HO堀江翔太(レベルズ)らパナソニックのチームメイト、同部BKコーチでもあるトニー・ブラウン(オタゴ代表監督)らは、あくまで雑談レベルではあるが「あと、ウチから挑戦できるのは山田だろう」と話していたという。それを受け、本人は「(海外挑戦に向け)せっかくいい道がある。挑戦したい」と、ブラウンに挑戦の意向を告げた。ITMカップ出場に向けては、クラブレベルで結果を出す必要がある。その主戦場となるオタゴユニバーシティは、本人曰く「いまは地方のトップ4のチームみたい」とのことだ。
本来は日本代表の春季ツアー終了後に旅立つ予定も、合宿の途中で代表から離脱。所属先でトレーニングを積んできた。昨季は88キロだった体重は「向こうですぐに結果を出したい。身体に負担がかからないように絞った。それでも、海外でしっかりやるには身体が必要だから」と、86キロに設定した。「レベルの高いところには行きたい。まずは、ITMでトライが取りたい」。今秋のスーパー15入りと代表定着を目指す。
(文・向風見也)
ラグビー王国でチャレンジすることを決めた山田章仁
(撮影:BBM)