新リーグ名称は「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE」 3部構成のチーム分け決定
国内ラグビーの新リーグ発足会見が7月16日におこなわれ、新リーグの名称は「JAPAN RUGBY LEAGUE ONE(ジャパンラグビーリーグワン)」に決定したと発表された。
ロゴは、日本中の熱狂が「LEAGUE ONE」によって包み込まれているイメージを表現。ファン、チーム、企業、地域が熱狂を包み込み、結束や連帯感をデザインにすることで「LEAGUE ONE」の世界に向けて飛躍している姿を表している。
開幕は2022年1月7日(金)。レギュラーシーズンは18週間を予定している(9月下旬以降に大会概要発表)。
リーグは3部構成で、最上位グループにあたるディビジョン1は12チームによって争われる。次いで、ディビジョン2(6チーム)、ディビジョン3(6チーム)となる。
チームの振り分けについては、指標となった競技力、事業性、社会性を審査委員会が評価し採点、日本ラグビー協会が最終承認した。
JAPAN RUGBY LEAGUE ONEでは、ファン、チーム、企業、そして地域がひとつになるというアイデンティティを推進するため、各チームの活動拠点となる地域をホストエリアとして定めた。各チームはその地域を自らのアイデンティティの一部とし、チーム名称に取り入れている。
ディビジョン分けとチーム名は以下のとおり。
【Division 1】
●NECグリーンロケッツ東葛 (ホストエリア:千葉県我孫子市、柏市、松戸市、流山市、野田市、鎌ヶ谷市)
●NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス東京ベイ浦安 (ホストエリア:千葉県浦安市および周辺地域〔調整中〕/セカンダリーホストエリア:宮城県仙台市)
●NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 (ホストエリア:大阪府大阪市)
●クボタスピアーズ船橋・東京ベイ (ホストエリア:東京都江戸川区、中央区、千葉県市川市、船橋市、千葉市、市原市、成田市)
●コベルコ神戸スティーラーズ (ホストエリア:兵庫県神戸市)
●埼玉パナソニックワイルドナイツ (ホストエリア:埼玉県)
●静岡ブルーレヴズ (ホストエリア:静岡県)
●東京サントリーサンゴリアス (ホストエリア:東京都、港区、府中市、調布市、三鷹市)
●東芝ブレイブルーパス東京 (ホストエリア:東京都、府中市、調布市、三鷹市)
●トヨタヴェルブリッツ (ホストエリア:愛知県豊田市、名古屋市、みよし市)
●横浜キヤノンイーグルス (ホストエリア:神奈川県横浜市/セカンダリーホストエリア:大分県)
●リコーブラックラムズ東京 (ホストエリア:東京都、世田谷区)
【Division 2】
●釜石シーウェイブスRFC (ホストエリア:岩手県釜石市)
●花園近鉄ライナーズ (ホストエリア:東大阪市、大阪府)
●日野レッドドルフィンズ (ホストエリア:東京都日野市、八王子市および周辺地域〔調整中〕)
●マツダスカイアクティブズ広島 (ホストエリア:広島県)
●三重ホンダヒート (ホストエリア:三重県)
●三菱重工相模原ダイナボアーズ (ホストエリア:神奈川県、相模原市)
【Division 3】
●九州電力キューデンヴォルテクス (ホストエリア:調整中)
●クリタウォーターガッシュ昭島 (ホストエリア:東京都昭島市)
●清水建設江東ブルーシャークス (ホストエリア:東京都江東区)
●中国電力レッドレグリオンズ (ホストエリア:広島県/フレンドリーエリア:中国地方全域)
●豊田自動織機シャトルズ愛知 (ホストエリア:愛知県)
●宗像サニックスブルース (ホストエリア:福岡県宗像市/セカンダリーホストエリア:福岡県北九州市)
ディビジョン1は、1チームあたり16試合を戦う。6チームずつ2つのカンファレンスに分かれ、カンファレンスごとに6チーム総当たり(各2回戦)をおこない、別のカンファレンスのチームと交流戦(各1試合)を実施し、勝点制で総合順位を決める。
そして、1位と2位はクロスボーダーマッチ出場権獲得となり、海外リーグ加盟チームと対戦することになる。一般社団法人ジャパンラグビートップリーグの太田治・業務執行理事によれば、クロスボーダーマッチについては、「南半球の方と交渉中」とのこと。
ディビジョン2とディビジョン3は、6チームが総当たり(2回戦)をおこない、その後、上位3チームと下位3チームに分かれて各1回戦総当たりを実施し、勝点制で順位を決める。
入替戦もあり、ディビジョン1の下位チーム(10~12位)とディビジョン2の上位チーム(1~3位)が残留・昇格をかけて戦い、ディビジョン2の下位チーム(4~6位)とディビジョン3の上位チーム(1~3位)が入替戦をおこなう。