瀬川ジャパンが挑む南ア W杯セブンズスコッド発表 カンコウスキー落選
今年のIRB最優秀セブンズ選手賞候補にノミネートされた7人制南アフリカ代表のコーナル・ヘンドリクス
(Photo: IRB / Martin Seras Lima)
一週間後に迫った「IRB ラグビーワールドカップ・セブンズ 2013」(6月28〜30日/ロシア・モスクワ)で、男子7人制日本代表がプールBで対戦する、7人制南アフリカ代表のスコッドが決まった。20日、南アラグビー協会が発表した。
昨季セブンズ・ワールドシリーズで3大会を制して総合ランキング2位となり、ワールドカップでは優勝候補の一角である南アフリカ。残念ながら、東京セブンズで優勝カップを掲げたフランキー・ホーン主将は肩を骨折したため不在だが、もともとのキャプテンであるカイル・ブラウンが足首の故障から復活し、モスクワの大舞台でチームを引っ張る。
秩父宮ラグビー場で大暴れしたセシル・アフリカ(2011 IRB年間最優秀セブンズプレーヤー)や、ブランコ・デュプレア、コーナル・ヘンドリクスなどが中心メンバー。彼らと同じく、日本のセブンズファンに快足を見せつけたシアベロ・シナトラは、U20南ア代表として参加しているジュニア・ワールドチャンピオンシップの開催地フランスから直接ロシアに向かう予定だ。
スーパーラグビーチームからも複数名が代表候補合宿に参加し、シブシソ・シトレ(シャークス)、ライノー・ベンジャミン(チーターズ)、サンピー・マストリット(ブルズ)、チェスリン・コルビ(ストーマーズ)がドラフトされた。
その一方で、もっとも注目されていたライアン・カンコウスキー(豊田自動織機/シャークス)は落選。新生スプリングボックス(15人制南ア代表)に選ばれず、ワールドカップ・セブンズ出場を目指してトレーニングスコッドに加わっていたが、負傷したため先週末のローマセブンズでもほとんど出場できず、十分にアピールすることができなかった。
瀬川智広ヘッドコーチ率いる男子7人制日本代表と金メダル候補の南アは、ワールドカップ・セブンズ2日目のプールB第1試合(ともに2戦目)で激突する。同組には開催国ロシアとセブンズ発祥国スコットランドも入っており、そのなかで1位になったチームが準々決勝に進出する。プールB2位でも、他組(プールA、C〜F)の2位チームと比較して成績が最上位か2番手ならば、8強入りとなる。