海外
2021.04.12
松島奮闘するもクレルモン準々決勝で敗退 欧州チャンピオンズカップ
ラグビーのヨーロッパクラブ王者を決める「ハイネケン・チャンピオンズカップ」は、先週末に準々決勝の4試合がおこなわれ、松島幸太朗が所属するASMクレルモン・オーヴェルニュは現地時間4月11日、地元のスタッド・マルセル・ミシュランで同じフランスチームのトゥールーズと対戦、12-21で敗れた。
松島は背番号15をつけ先発フル出場。雨による難しいコンディションのなか、両チーム通じて最多となる11回のボールキャリーで79メートルゲインするなど鋭い走りを見せた。キックも落ち着いていて、守りでは、カウンターを仕掛けた相手FBのマクシム・メダールを1対1で止めるビッグタックルもあった。
6点ビハインドの後半26分ごろ、松島はハイパントのこぼれ球を拾って駆け上がり、敵陣22メートルライン内に入りチャンスを作ったが、相手WTBのチェズリン・コルビに止められ、オフロードで仲間につないだものの、トゥールーズ懸命の守りでクレルモンはトライを奪うことはできなかった。
両チームともペナルティゴールで得点を重ね、トゥールーズのSOロマン・ンタマックがラスト20分間で3つのショットを確実に決めて突き放した。
ヨーロッパ初制覇を目指したクレルモンだが、準々決勝で敗退となった。
ベスト4に残ったのは、フランス勢3チームとアイルランドの1チーム。イングランド勢は姿を消している。
5月最初の週末におこなわれる準決勝の組み合わせは、トゥールーズ(フランス)×ボルドー・ベグル(フランス)、ラ・ロシェル(フランス)×レンスター(アイルランド)となった。