セブンズ
2013.03.13
男子セブンズ代表合宿終盤へ 期待かかる羽野は「出し切れる」
3月22〜24日に香港セブンズ(香港スタジアム)、3月30〜31日に東京セブンズ(秩父宮ラグビー場)を控える男子7人制日本代表の候補合宿は、12日、17名で仕切り直し。中大3年の羽野一志は「香港と東京でやるのは楽しみ。チームが一丸となってやれるようにコミュニケーションをとっていきたい」と意気込む。
2月25日からあった合宿の前半は個々の体力強化と実戦感覚の醸成が主眼とされ、3月9日の練習終了後、2日間のオフに突入した。瀬川智広ヘッドコーチ(HC)によれば、12日からは「ここからコンディションを整える」見通しのようだ。20名いたメンバーは、集合前の故障発覚や合宿中の怪我により17名に絞られた。
西陵高出身の羽野は身長183センチ、体重80キロの体躯で走力と決定力に定評があり、瀬川HCも今後の中核の1人だと期待をかける。12名の大会メンバー入りをかけた候補合宿に際し、「競争の部分もあるけど、僕としては自分のできる仕事を精一杯やることにこだわっていた」と本人。ライバルとのポジション争いは過剰に意識せず、自らを高めることに注力している。9日の練習後、冗談を交えつつ手応えを語った。
「僕に求められているのは、トライを取ることとまっすぐ縦に入るスピード。僕としてはセブンズが大好き。(好きな点は)15人制と比べてボールタッチが多いのと、試合がすぐ終わるので出し切れるってとこ」
合宿は18日、打ち上げられる。
(文・向風見也)