各国代表 2013.02.27

日本代表初選出5名 サウについて指揮官「あとはキャップをかぶるだけ」

日本代表初選出5名 サウについて指揮官「あとはキャップをかぶるだけ」


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日本代表デビューが期待されるCTBマレ・サウ
(撮影:BBM)


 


 


 2013年春シーズンの日本代表メンバー41名が27日、発表された。初選出はPR三上正貴(東芝)、FL吉田光治郎(トヨタ自動車)、FL安井龍太、CTBクレイグ・ウィング(以上神戸製鋼)、CTBマレ・サウ(ヤマハ発動機)の5名。



 PR三上は昨春、ジュニア・ジャパンの一員として代表の合宿に参加。スクラムの強化を至上命題とするエディー・ジョーンズ ヘッドコーチ(HC)は、「三上は東芝ではベンチからの出場ですが、ルースヘッドとして他のどの人よりも強い」と評した。昨秋に候補入りのFL吉田光は密集戦でのボール奪取能力に定評があり、今季は新人ながらチームでレギュラーとなったFL安井に関しては、指揮官は「代表では6番。それをやりうるフィジカルサイズ、スピードを有しています」と展望を語った。



 CTBサウは、昨春の日本代表では「故障のため選考対象外となった選手」にリストアップされる一方、サモア代表のトレーニングスコッド入り。以後も候補合宿に招集されながらジャパン入りへは「家族と相談して決めたい」と態度を保留にしてきた。しかし、「日本代表でプレーしたいという心積もりははっきりした。あとはキャップをかぶせるだけ」とジョーンズHC。フィリピン国籍を持つCTBウィングと定位置を競わせる方針か。



「サウはワールドクラスの選手になりうる。ウィングはいくつかの怪我を抱えていて、私たちの望むラグビーへの体調作りをさせたい。サウとウィングのどちらかがこのスポット(CTBの一角)を埋めていくこととなります」



 同日の公式会見後、指揮官は「このところ長い時間、神戸と浜松で過ごしていました」とも語り、新たな外国人BKの参入交渉に苦労したことも匂わせた。



(文・向風見也)


 



※ 2013年春シーズン 日本代表メンバー41名
http://rugby-rp.com/news.asp?idx=103865&code_s=1000


 

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