海外
2021.01.17
松島が苦境のクレルモンを救う 流れを変えるインターセプトなど奮闘
松島幸太朗が在籍するフランスのクレルモン・オーヴェルニュは1月16日、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた国内リーグ「トップ14」のボルドー・ベグル戦(第4節)を敵地で戦い、16-16で引き分けた。松島はフルバックでフル出場した。
クレルモンは前半12分、14分とイエローカードを提示され、2人を欠いて苦しい展開となったが、19分、松島のインターセプトからアタックを継続してWTBダミアン・プノーのトライにつながり、流れを変えた。
松島はディフェンスでも奮闘。51分(後半11分)にはブレイクスルーして駆け上がってきた相手選手を止め、ピンチを防いだ。
試合はロースコアの展開となり、クレルモンは13-16で迎えた終盤の75分にCTBジャンパスカル・バラクがハーフウェイからペナルティゴールを決め、同点となって引き分けに終わった。
クレルモンはこれで7勝1分5敗(勝点35)、暫定4位となっている。
クレルモンはヨーロッパの最強クラブを決めるハイネケン・チャンピオンズカップにも参戦しているが、今週末に第3節の試合を予定していた同大会は現在中断している。新型コロナウイルスが感染拡大するなか、フランス政府が、国境を越えて移動する同大会に自国のチームを参加させるのはリスクが高すぎると懸念を示し、少なくとも2月になるまで出場を見合わせるように指示する書簡を出したため、チャンピオンズカップを含むヨーロッパ大会は一時中断となった。