山形中央、記録的大敗を経て16年ぶりの花園勝利! 東海大相模、目黒学院も初戦突破
1年前に花園で、報徳学園(兵庫)相手に5-162と記録に残る大敗を喫した山形中央だが、第100回全国高校ラグビー大会の1回戦で旭川龍谷(北北海道)を15-0で破り、山形県勢16年ぶりの勝利をつかんだ。
山形中央は前半2分にゴールに迫ってボールを動かし、WTB森本大介が先制トライを挙げた。22分にはスクラムからの展開でCTB叶内周蒔が抜け、柔らかい身のこなしで次々とディフェンダーを振り切りフィニッシュした。さらに、ハーフタイム前にはドライビングモールでゴールに迫り、止められたが、連続攻撃でFL菊池優希がインゴールに突っ込み加点。
一方、41年ぶりの勝利を目指した旭川龍谷は何度か敵陣深くに入ったが、山形中央はディフェンスでも粘りを発揮し、ロースコアの戦いを制した。
関東ブロックのオータムチャレンジトーナメントを制して5年ぶりの花園出場となった東海大相模(神奈川)は、1回戦で光泉カトリック(滋賀)と対戦し、24-3で競り勝った。
光泉にPGで先制された東海大相模だったが、前半16分、細かくパスをつないでWTB樋川蔵人が抜け、トライを奪い逆転した。
7-3で折り返した東海大相模は、後半5分にゴールに迫り、LO飯泉輝がピック&ドライブでインゴールに押さえ、17分にはSO柏原慶太がPGで加点。21分にはバックス展開からWTB有本一空がフィニッシュし、1回戦突破となった。
シード校の目黒学院(東京第1)は1回戦で玉島(岡山)に57-0と快勝。
目黒学院は前半2分にWTB林星安がディフェンスを破り先制。8分にはFB南雲瑠晴が巧みなフットスキルも使ってトライを奪った。17分には力走のPRシオネ・ポルテレをサポートしたLOソロモネ・フナキがハーフウェイから独走し、追加点。22分にはスクラムからバックス展開してWTB竹本侑士がゴール右隅にフィニッシュした。26分にはSO小俣一樹が軽快なフットワークで抜けてリードを広げると、33-0で迎えた後半にも4トライを追加し、2回戦進出となった。
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