国内 2013.01.06

【高校ラグビー/決戦前日】 常翔学園、「動かして勝つ」。

【高校ラグビー/決戦前日】 常翔学園、「動かして勝つ」。

 全国高校大会決勝戦を明日(1月7日)に控え、常翔学園は大阪府旭区の淀川河川敷にある同ラグビー部グラウンドにて練習を行った。これまでの疲労の蓄積などを考慮し、軽めの調整で前日練習を終えた。



 6度連続の準決勝敗退を乗り越えたとはいえ、相手は昨年3月の近畿大会で19−21と黒星をつけられた御所実。常翔学園・野上友一監督は「自陣に入り込まれたら時間を使われるので、なるべく敵陣で勝負。御所実のディフェンスを突き破れるようボールを動かして、WTBを走らせたい」と見通しを語った。



 常翔学園のキーマンである重一生(3年)は、大会を通してFBとSHの両方のポジションをこなしてきた。決勝での重の起用法について野上監督は、「試合の中で臨機応変に変わっていくと思う」と、準決勝の國學院久我山戦同様、御所実の出方によって、試合中にFBとSHを入れ替えながら対応していく考えを示した。


 


 大阪工大高は優勝を4回達成しているが、2008年に校名が変わり常翔学園となってからは、花園での優勝経験はまだない。「大阪工大高時代も含めて、常翔史上最強チームを目指している。ただ勝つのではなく、圧倒して勝ちたい」(重)と、全国制覇への意気込みは十分だ。


 


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決戦を前にリラックスした様子の重一生
(撮影:BBM)


 

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