トヨタ自動車ヴェルブリッツが退団選手発表 元日本代表の浅堀航平らが引退
ジャパンラグビートップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツが5月1日、2019-2020シーズンをもって退団する9選手を発表し、日本代表やサンウルブズも経験したPR浅堀航平が26歳の若さで引退することが明らかになった。
京都成章高校、帝京大学を経て2016年にヴェルブリッツ入りした浅堀は、翌年、スーパーラグビーの日本チームであるサンウルブズに招集され、アジアラグビーチャンピオンシップ2017で日本代表デビューを果たし2キャップを獲得していた。
しかしその後、けがなどの影響もあってヴェルブリッツでもプレーする機会が減り、在籍4年で現役引退を決意した。
浅堀はチームを通じ次のようにコメントしている。
「この度、今シーズン(2019年度)のトップリーグ終了とともに現役を引退することになりました。ヴェルブリッツの一員として4年間お世話になりました。試合への出場機会は多くありませんでしたが、トヨタスポーツセンターや試合会場まで足を運び、声をかけてくださりありがとうございました。けがが多く、結果につながらないシーズンがありましたが、つらい時期も乗り越えることができたのもファンの皆様のおかげだと思っています。4年間という短い時間でしたが応援していただき、本当にありがとうございました」
そして、セブンズ日本代表でもプレーし、ヴェルブリッツに7年在籍したFL藤井諒(30歳)も引退することを決め、これまで支えてくれた人たちに感謝を述べた。
「良き師と良き仲間、良き同期に巡り合えたことで、心身ともに成長させていただき、今までプレーすることができたと思っています。長い間、家族、友人、会社の方々、ファンの方、遠方まで足を運び、応援いただきき、本当にありがとうございました。引退後は社業に専念するとともに、ラグビーがもっと多くの方に好かれるよう、普及活動にも貢献していきたいと思います。今まで携わってくれた全ての方々に感謝申し上げます」
藤井と同期で、元U20日本代表のCTB春山悠太(29歳)も退団することとなり、「今まで支えてくださったファンの皆様、職場の皆様、チームメイト、家族、すべての方々に感謝申し上げます。ヴェルブリッツで過ごした7年間の中で得た経験や、多くの方々との出会いは、私の今後の人生においても財産になると思っています。今まで本当にありがとうございました」とコメントしている。
そして、寡黙な仕事人だったPR内田裕大(28歳)も引退を決め、「まずはじめに、ここまで支えてくださった両親・スタッフ・ヴェルブリッツファンの皆様、また一緒にグラウンドで汗を流したチームのみんなに心より感謝いたします。私がここまでラグビーを続けてこれたのも皆様の支えや応援・ご指導があったからです。私はこれでラグビーを引退いたしますが、次はOB、ヴェルブリッツのいちファンとして応援していきますので、試合会場などでお会いした際にはお気軽に声をかけてください。6年間ありがとうございました」とコメントした。
そのほか、インド系ニュージーランド人のLOシュネル・シン(23歳)、南アフリカ出身のLOレニエル・ヒューゴ(29歳)、LOカール・ウェグナー(29歳)、CTBクリントン・スワート(27歳)、オーストラリア出身のSOアンガス・シンクレア(29歳)もヴェルブリッツ退団が発表された。